ムーミンのマグカップ

最近話題のインテリアショップや生活雑貨のことを社内で話していたら、
Sさん:「そういえば社長のご自宅は北欧調ではないのに、ムーミンのマグカップがありますよね」
:「ウチにはキャラクターものって一切ないよ…。だいいち、ウチになんでムーミンのマグカップがあるって知っているの?」
Sさん:「前に行った時に見たんですかね?でもあのマグカップ、プレミアがついて、もし売ったら2~3万円位するかもしれませんよ~。底のところにアラビアってロゴないですか?ムーミンのマグカップは底にARABIAのロゴがあって、その下にムーミンマークが付いているのは高いんですよ」
:「えっ-?!マグカップが3万円!そんな高級なマグカップ我が家にはないよ。だいぶ前に、ある北欧家具を扱っている会社の記念品としていただいたのは、あるけど…。毎日使っているけど、ムーミンじゃないことは確かだヮ。だいたいムーミンってカバでしょ?」
Sさん:「カバじゃないです。ムーミンは妖精です!」
:「妖精?そうなんだ。なるほどね…。だけど、4~5年位しか経ってないのに、プレミアがついて、マグカップが何万円もするなんて、すごいね。なんかウチのは、水色で抽象的な幾何学模様だったけど。アラビアータってロゴはあったような気がするけどね。(アラビアータはパスタの種類で正確には、ARABIAというフィンランドの有名な陶器メーカーなのだ)…。
~なんて会話をさんざんして帰宅し、改めてそのマグカップを見てみました。
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あァーッ!まぎれもなくムーミンのマグカップじゃん?!?いったい毎日私は何を、どこを、見て暮らしているんだろうと、しばし絶句。
 されど、どう見てもカバにしか見えない人に使われているのと、妖精・ムーミンが好きで、いつかはフィンランドのムーミン王国へ行きたいと思っている人とじゃ、このマグカップも可哀想。そこでSさんの持っているマグカップとこのムーミンマグカップを物々交換することにしました。しかるべき持ち主に使われてこそ、この世に生まれてきた甲斐があるというもの。
 かくしてムーミンマグカップはもらわれて行きましたとさ。