蓄える?引き出す?活用する?アイディアソースって重要です

アーティストにプランナー、はたまたコピーライターなどなど、デザイナーに限らず仕事をする上で様々な職種の人々が“アイディアソース”を日々蓄えていっていると思います。
当たり前ですがその引き出しが多ければ多いほど、表現の幅は広がっていきます。
それら小さい刺激やヒントの集合が、経験になり知識になり蓄えられていろいろな成果物につながって行くというのは・・・耳にタコですよね。
実際にWEBのデザインや制作をしているうえで、本当にそうだなあと感じることが多々あり、いかにその引き出しを多くその場面で「忘れずに」かつ「効率よく」引き出せるのか、、、
改めて考えてみると“アイディアソース”ってとても重要。。。
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アイディアソースの蓄え方として、一番に思いつくのは「本」。
ただデザイン系の書籍は高価なものが多く、本屋で立ち読みするのが精一杯で、雑誌も「どうしても」というもの以外は立ち読みで済ませることが私の場合は多くあります。
社内でも、例えば参考になる催事(母の日やクリスマス)の特集ページがあったらプリントアウトし年間通してファイリングしたり、商業施設に視察に行った際のフロアガイドやチラシ、手配りのDMなどを施設毎にファイリングしています。
それだけでもページ作りの刺激になるのと同時に参考になりますし、
プラスして新しい企画やデザインのアイディアのきっかけになる場合だってあります。
(ファイリングするだけで使われなければ意味がありませんが・・・)
本屋に行って立ち読みしたり、美術館へ行ったり、映画を観たり、チラシやDMをファイリングしたり、
こういったちょっとした積み重ねでずいぶん助けられることが多くあります。
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この他にも、手軽に出来るところでたくさんのメルマガを購読したりそこからホームページを
とにかくたくさん「見る」ことだけでもアイディアソースは蓄えられていくのではないのかな、と思います。
最近は昔のように、一枚一枚を切って貼ったりしてスクラップブックを作らなくても、
パソコン上で簡単に管理が行えるようになりました。
特に写真はデジカメで撮って、取り込むだけでデジタルアルバムとして出来上がるのですから
現像代などもかからず便利なものです。
また、ネットで検索すればその情報にすぐ到達できますし、情報の検索だけなので書籍を購入したりする手間もないし、時間の短縮に加え多量の情報に到達できます。
ただ、ネットだけでの情報収集やアイディアソース検索は、WEBの仕事に携わっている身でありながら、やはり限界があると思います。
実際に書籍になっているもの(特にグラフィック関係)や、チラシやDMとして配布されるものというのは、その“実物”がないとピンと来ないしインスピレーションになりにくくはないでしょうか?
これもよく言われている話ですが、
「使い方や種類または質によって、情報を検索する媒体を使い分けなければならない」と、
今さらながら実感しています。
今日、さまざまなものがデジタルになって私達の身の回りに当たり前のようにある、
表現できる媒体がぐっと増えている、ということは・・・?
「私達がアイディアソースとして収集できる情報も大量にあふれている」
ということなのだと思います。
その大量の情報の中から必要なものを必要なだけ切り取らなければならない・・・。
(自分でまとめておきながら)すごく難しいことだと思いますが、
これら情報収集の積み重ねが少しでも良いデザインにつながって行くよう、努めていきたいものです。