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2008年の検索エンジン利用動向

【ネットはデータを蓄積、顧客動向を知ることができる】
インターネットはデータが分析できるので、客観的な視点から効果を測定する事が出来ます。SC立地によっても閲覧される曜日や時間帯、また好まれるコンテンツにも違いがあり、時系列でデータをストックできます。もっとも、商圏やターゲットが異なれば、自然ホームページに来る人も変わるのは当然ですが。ネット調査は、比較的調査・集計が簡易ですが、日頃こういったSCのホームページに来るユーザーの動きをチェックする事で、その傾向を捉え販促に役立てる事ができると思います。
【トレンドを反映する検索キーワード】
さて、SCのホームページにアクセスしてくる全ビジターの中で、検索エンジンからのビジターの割合は約半数以上もあるのをご存知でしょうか。
例えば、以下は11月のある書店へアクセスしてきたキーワードです。
・ミシュラン2009
・ミシュラン+2009
・ミシュランガイド東京2009
・ミシュラン 東京 2009
・ミシュランガイド2009
・2009ミシュラン
・ミシュラン東京2009など
2008年版ミシュランガイドが話題になったのもつい最近の様な気がしますが、2009年版が出るやいなや、情報を探す動きが見られました。書店では、2008年版ほどでなかったにしろ、書籍に関しては単純に取扱い店を探している場合もあるので、情報を載せているかどうかは購買を左右するとも言えるでしょう。
【モバイル検索リテラシーの向上、傾向】
2008年からdocomoも検索エンジンを採用し、モバイルでも公式メニューからのサイトアクセスでなく、検索からのサイトへのアクセスが一般化しました。
モバイル検索市場全体では、2005年ごろは上位キーワードは風俗などのアダルト系が多かったのが、2007年にはキーワード数の上位に出てこなくなり、替わって商品名や、話題の芸能人などが上位にランキングして(オーバーチュアより)きた様です。携帯での検索がぐっと一般のものになった事を表しています。
また、同様に携帯での複数語によるサーチも当たり前になってきている、とも述べられていますが、弊社で集計しているSCのモバイル検索も、PCと何ら遜色なくモバイル検索を使いこなしている様子が分かります。
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これは、子育て世代がメインターゲットのSCへの「携帯からの検索キーワード」で、各キーワードとも少々の検索数ではありません。ちょうど同じ年の頃のお子さんがいらっしゃる方でなければ、何を探しているのか検討もつかないと思います。
この様にキーワードには顧客層のニーズがよく現れており、こちらが教えられる事、改めて知らされる事ばかりです。
こういったニーズに応える為には、ホームページ内にその情報を用意しなければなりません。欲しいものがある時には「まずはネットで検索」する傾向が高まる中、売り逃しのない様に店頭で商品を揃えるのと同様に、「検索される情報」をタイムリーに掲載しておく必要があります。
ネットのメリットはこういった検索性、双方向性ですが、DMなどの媒体と違い、アクセスしてもらわないと情報を届けられない短所もあります。
2009年は、SCにおけるネット販促は他の広告媒体との違いを改めて考え、チラシや情報誌のWeb版という利用法から、この様なニーズに応えるきめ細やかでリアルタイムな情報提供がネットの効果が発揮できる販促支援であるという点を踏まえたご提案をしていきたいと思っています。