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旅行けば~・・モバイルで?

ここのところ旅行業界に関わる仕事をしていて、「旅」という消費行動を多方面から勉強した。流通業界ばかりでなく、旅行業界も厳しい時代に突入している。別な角度から見れば、お客さまにとっては、料金が安くなって絶好の旅チャンス!という時期なのだが、消費の低迷はこんな時に旅行なんて・・・ってことになり、業界見通しは暗雲立ち込めるといった模様。
 私はほとんどが一人旅で、あまりあちこち動き回らず一か所に最低でも3日間位は滞在して、気ままに旅するのが好きだ。昨年はローマとカプリ、ある時はシシリー島だけとか、ある時は英国の庭巡りとか、印象派の画家たちを刺激し続けたプロヴァンスとか、テーマを決めて「いいかげん」に出かける。エアとホテルだけは日本で手配しておいて、行きの飛行機の中でリュックに詰め込んだ数冊の旅行雑誌を見て、具体的スケジュールをたてる。現地での移動手段は、電車やバス、タクシーなどを利用するが、これも適当に現地情報で判断するので、結構スリリングで楽しい。
 だが旅行雑誌も自分の目的地以外のページの方が厚いのでじゃまになり、旅行中ずーっと持って歩くのはしんどい。だからレストランや美術館などの必要な情報が載っているページをビリビリと破いて、残りは捨て、身軽になって現地に舞い降りる・・・。だが、もうその必要もなさそうだ。
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 今や「ケータイ」端末で現地の情報を提供するサービスがあることがわかった。旅先でのグルメ情報や劇場での演目、上演スケジュール、オプショナルツアーの申し込みや時差が一目でわかる時計付き、現地マネーのレート換算機能付き、さらには現地での日常会話機能や困った時のコールセンターに繋がるなど至れり尽くせりのサービスだ。しかも貸出料金はタダ。「ルックJTB」+SoftBankの提携でスタートしたサービスらしい。これはいいですね~。世界中の動態情報が携帯から入手できる。もう重い雑誌を何冊も持ち運ぶ必要もなくなる。Web2.0の新しい「旅」スタイルがモバイルから始まっている。
 しかし、携帯はどこまで進化していくんだろう?
何でも居ながらにして疑似体験できてしまう時代だからなのか、若い世代の旅行離れが進んでいるという。想像と実体験は全く違う経験だ。小さな世界の中で完成したような錯覚に陥らず、「少年」の心を取り戻す「旅」へ、出かけて欲しいものだ。旅はいいですよ~。