バーゲン特大号開封率が35%☆リアルタイムな個店情報で勝負!

【コストをかけずにショップMDのPR】
百貨店の1月の売上高は11カ月連続の前年割れ、下げ幅は「過去最悪」との発表がありました。元気のない話題ばかりの中、どうにかして起死回生を図りたくても削られていくのが広告費というのも実状です。
そんな折からか最近は今までショップページの更新がなかったテナントや、業種的に参加の少なかったレストランなどにも更新が増えてきています。
【ネット限定バーゲン特大号が高開封→ニーズに合った情報提供を!】
「利用できるものを活用し工夫する」という姿勢は、今のような時だからこそ必要なのだと思います。
更新ツールで各ショップの商品情報などをホームページ、メールマガジンから発信して8年になるSCでは、バーゲンはネット限定情報を公開、期間中もショップページからテナントごとに詳細情報を更新するネット販促を毎年行っています。
今年のバーゲンメールマガジンは節約志向の中での期待感からか、バーゲン情報配信号メールマガジンの開封率が’08年度平均値より10%もアップしました!
メルマガタイトルに「バーゲン特大号★会員先行ネット限定のお買得情報を・・・」として配信すると、例年も3%~5%の開封率アップはありましたが、今年は更に特別です。
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また、加えてデベロッパー側でも、テナントに対する盛り上げを日々行っていらっしゃると言う事をお聞きしました。ご担当者曰く「無料で使えるツールを利用しないでどうする!」とのこと。まさにその通りです。店長を始めとしたスタッフを叱咤激励、モチベーションを共有し、かつコミュニケーションをとっていらっしゃる様子が分かります。
さあ、こうして更新ツールを使えば、切手代も電話代も必要なく、しかもリアルタイムに、かつ一度に不特定多数(ここをネットの”効果が分からない点”という判断もありますが)の顧客層にショップMD情報をPRできるわけです。
ここからがネット販促の「ショップでできる工夫」が始まります。
【レストランでのショップページ活用の工夫点】
☆フェア情報+対象商品☆
「大好評!カレーフェアを実施中です!」(そば処)
ショップ情報に上記メッセージと、「カレー南蛮」、「カレーぶっかけ」、「カレー南蛮つけそば」などのフェア対象メニュー写真が複数点公開されていました。商品写真は、イメージ写真にならない様にできるだけ点数を多く更新していくこと、紙面の制限がないネットの利点を生かすことが大切です。ネットで広く浅い情報はあまり必要とされません。
☆メニューの詳細の更新+クーポン
「4つの選べるパーティプラン」(洋食店)
「飲み中心コース」や「食べ中心コース」、「○○店限定コース」など様々なメニューを載せる事で、お客様も選択肢の幅が持てますし店舗のMDの魅せどころとも言えます。以前、会員向けに行ったアンケートでは、「ランチ情報を更新して!」「メニューを掲載して!」と言った会員の声が非常に多くありました。
また、検索エンジンからも「ショップ名+メニュー」というキーワードが非常に多く、ネットでメニューまで分かった上で来店したいというお客様のニーズが分かります。
これにちょっとしたクーポンをつけてあげれば、、来店促進効果がぐんと上がります。

【続ける事で情報収集源として定着、来店促進効果に】

7月号では、レインブーツをメールマガジンで紹介したところ、店頭、クリック数、検索エンジンキーワードで好反応であった事例をご紹介し、消費者心理をくすぐる事、いかに消費者のニーズをとらえるかが重要という点に触れさせていただきました。
例に挙げたレストランやその他更新頻度が上がっているテナントについても、アクセス、検索エンジンなどデータ分析、店頭での売上状況などの実際のレスポンスを追いつつ、さらに効果の上がる「工夫」をしていく事でSCでのネット販促に貢献したいと思います。
また、そんな風に続けていく事で、情報収集源として顧客に定着し、来店促進に繋がっていく事と思っています。