WEB販促アーカイブ > 今月の気になる数字

1万円台~

メルマガはホームページへの誘導ツール。私が登録している旅行サイトのメルマガは、週明け月曜日の午後にhtml形式で配信されてくる。ちょっと気分転換したい絶妙のタイミングに、コバルトブルーの海や、椰子の木陰のハンモックなんて写真付きメールで送られてくると、ついついクリックしてしまいます。さらに、この価格ですから、日時さえ合えば衝動買いしてしまいますね。
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旅行業界は、他の業界に先駆けて最もネット化の進んだ“最先端市場”と言えます。米国では2000年の時点で,旅行業がBtoC(消費者向け)EC市場の1/4を占め、JTBのような個人向けのリアルの大手旅行代理店は存在しておらず,「Travelocity」のようなWeb代理店と航空会社がネット販売で激しく火花を散らせているようです。
 日本でも旅行業界を牽引しているのは、「じゃらん」や「楽天トラベル」などのネット販売会社。旅行はネットとの親和性が高い業種なので、モバイルサイトやメルマガを活用したネット販促の成功例が多いですね。ですが、ここ数年旅行業界も燃油サーチャージの高騰と、世界的な経済悪化が大きな要因となり、市場規模は縮小し悲観的見通しが横行しています。
 消費の低迷による厳しい価格競争が今後も予想される流通業界にとって、旅行のネット販促事例は学ぶところが多いのではないでしょうか?
 実は「旅行」もトレンドがよく変わります。それに季節商品(梅まつりやイチゴ狩りなど)が消費のボリュウムゾーン。旅行市場を支えているのは50~70代のシニア層で、若年層の旅行離れ傾向がみられ、個人旅行が8割以上を占めています。つまりMDが明確でないと、お客さま獲得につながらないという事情は商業施設のPRと同じです。週1回のペースで配信するメルマガにマーケティング視点とMDの工夫が随所に盛り込まれています。
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<メルマガ活用術-ある海外旅行ネット販売会社からのメルマガ例>
●配信日時が重要:週1回ペースで、月曜日か火曜日の週明けにhtml形式で配信
●タイトルが重要
タイトル例:
 2/13:★3月の連休は海外へ★季節限定、夢あふれる旅先をご紹介!臨時増刊号2/13
 2/16:★2泊4日で弾丸インド旅行★エイビーロード編集部員が行ってきました!臨時増刊号
 2/18:円高の今こそプチ贅沢旅のチャンス![東日本版News2/18]
●商品切り口が豊富:「
円高」「最新」「価格」「直前お買得」「おすすめツアー」「注目のおすすめツアー」「注目のツアー&航空券」「地図から探す」旅の準備コーナー」「旬の旅先」「現地ガイド発新着情報」などレコメンド情報が満載。
●サイトへの誘導のしかけ
「今、行きたい★円高お得な国ランキング」や「世界遺産クイズ」などランキングやクイズ形式でホームページへ誘導するしかけも怠りません。もちろんこれらのコーナーから誘導されるホームページでは、旅行の動態情報が掲載され、4クリック以内で予約ができるようなユーザビリティを提供しています。
これだけのきめ細かいMD・ライブ情報をSCや百貨店は、この不景気時に配信しているでしょうか?「1万円台~」を消費する立場でみれば、「旅行」あるいは「ブラウス」を同列の選択肢として見ていることでしょう。100年に1度といわれる大恐慌時代に求められている販促とは?ECサイトだからとか・・・、BtoCマーケットだからとか線引きする前に、もっと身近なモバイルやメルマガなどのツールを活用していく必要があるのでないでしょうか?