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2009年携帯がSPの鍵に

過去、企業でのインターネットの用途はいわゆる「会社パンフレット」 の「ネット版」でした。
ところがここ数年の間に、技術的な進歩はもちろん、ユーザー側のリテラシーが飛躍的に向上し、SCのお客様である一般の消費者にも急速にネットが浸透しました。
7、8年前はアクセスマップやフロアガイドを載せておけばよかったのですが、消費者の情報ニーズは既にそこにはとどまらなくなってしまいました。
【検索結果から見る情報ニーズ】
SCのホームページにアクセスしてくる全ビジターの中で、検索エンジンからのビジターの割合は約半数以上もあるのをご存知でしょうか?
2語句、3語句での検索も当たり前になり、何より驚かされるのは携帯電話からの検索キーワードです。
カラオケ+シダックス+ルーム料金
○○新作+おススメ+2009
千葉+シルバーアクセサリー+求人
卒業式のヘアースタイル
豚しゃぶしゃぶ 食べ放題
上記は弊社がホームページを担当させていただいているSCの携帯サイトにアクセスしてきた検索キーワードで、5,000にも及ぶキーワードの中から例として取上げました。
ぱっと見ただけでキーワードが具体的なので、検索している人の目的や意思がかなりはっきりしている事が分かります。
ピンポイントで、その時のしたいこと、買いたい物を検索している様子からも、日常的に検索に接し、その中で得られる情報源を行動の参考にしている様子が想像できます。
それでも、携帯で天気と乗り換え以外の検索をする事が現実的でないと感じている方も多いかもしれませんので、4月30日にGoogle モバイルの検索結果ページがリニューアルされたニュースをお伝えしたいと思います。
http://googlejapan.blogspot.com/2009/04/google_29.html
パソコンサイトでもモバイル版に自動的に変換してくれ、携帯でPCサイトを(定額料金の中で)閲覧できる機能がすでにありますが、さらに、検索結果もPCサイトや携帯サイトなど境なく様々な検索結果を表示してくれるようになるなど、使い勝手が良くなっています。今後ますます使いこなす携帯ユーザーが増えていくことでしょう。
【実店舗を持たないECサイトの脅威】
インターネットが普及する事によって流通に変化があった事のひとつに、ECサイトの台頭があります。
2月に発表された楽天・EC事業の売上高は、前年同期比20.6%増と大幅な増収増益となった様で、百貨店を始めとした小売店の売上ダウンが不況による買い控えだけでなく、消費者の購買における選択肢の拡がりにも起因していると言えそうです。
しかし、ネットのみで買物を終わらせず来店して購入する消費者が、ネットを使わない人たちというわけではありません。
接客や店舗空間演出、更には友人や恋人との買物時間の共有、一番には実際に目で見て商品を確認できるなどなど・・店頭には、店頭にしかない良さがあります。しかし、そのお客さまも、ちゃんとネットで情報収集している、と言う事です。
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【人気コンテストやイベントの応募など即効性が生きる携帯メルマガ】
先日、あるSCで、店頭及びホームページ上で人気コンテストを行いました。
期間中、携帯会員に午後5時、コンテストのお知らせをメールで告知したところ、パソコン、携帯合わせての投票者数の約1/3にあたる人数からどっと投票がありました。
また、あるSCでは、ウェブの会員向けにイベントを企画したところ、メルマガ配信(告知)から1時間待たずして定員に達し、その約8割は携帯会員でした。
いつも身近にある存在として、お客さまの関心の高い情報を提供できれば、携帯電話ほど高いレスポンスを期待できるものはないと言えます。
SC含め、各社携帯電話を使ったプロモーションに力を入れ始めています。
ここ数ヶ月の間でモバイルサイトを新規で立ち上げたり、クーポン利用などお得情報と絡めてアプローチをしているショッピングセンターが非常に増えているのを感じます。
(パルコでは、27ものアパレル、雑貨店舗で5%OFFなどのクーポンをモバイルで配布)
お客さまもそれを知ってか、携帯アドレスの登録比率が徐々にPCを上回ってきています。
「有用性が認められれば携帯アドレスの登録率がアップする=顧客にダイレクトに情報を届けられる」
メールマーケティングやネット販促にあらゆる企業が力を入れている中、それでもまだSCにおける活用は、非常に消極的と言えます。
これまで販促の中心として活かしきれていなかった場合は、今後は販促効果が充分に期待できるメディアとして、真剣に取り組み始める必要に迫られると思われます。