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コマース文庫

昨日ある勉強会で、日本の書籍市場が2兆円まで縮小している話を聞き、ショックを受けた。数年前、アマゾンなどe-commerceサイトが台頭し始めた頃、某大手書籍店社長から、全国書店での売上が3兆円位で、その内ネット購入は1,000億円しかないと聞かされたことが、昨日のことのようだ。たった数年でマーケット自体がそんなに縮小しているなんて、にわかに信じがたい現実だ。
 でもいろいろ調べてみると、雑誌と書籍の国内販売額の合計は、1996年の2兆6564億円を頂点に減り始め、2008年には2兆177億円と24%も減少。2009年には1988年以来21年ぶりの「2兆円割れ」も・・・とあるから、書籍離れの進行速度が私の想像を遥かに超えているのだろう。
残念であり、不思議でもある。本は私にとって睡眠誘引剤だ。毎日本を読みながら睡魔が襲ってくるのを待つという習慣がついてしまって、最近では未読の本が数冊以上枕元にないと、不安になるほどだ。
一方、アメリカでは書籍市場が拡大していて、その牽引役を、アマゾンの電子ブックリーダー Kindleが一役担っているのだとか。昨日の勉強会でも、「日本は遅れている」と外国人参加者がのたまわった。
「馬鹿いっちゃいけないよ!日本には和紙文化、書の文化に根付く深くて、長~い縦文字文化っちゅうもんがあるのよ」と言い返したかったけど、英語力が貧困で負け犬の遠吠えみたいな話になっちゃって、情けなかったナ・・・c(>ω<)ゞ
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 かくいうわが社には「コマース文庫」というものがある。文庫といっても大した数ではないけれど、みんなが読んで面白かった本を持ち寄って、廻し読みできるようにしている。それぞれに好みがあるのでなかなかベストセラー本というのは、出てこないのだが、最近社内多数によって「面白かった」と評判なのは、ジャック・ロンドン著の「野生の呼び声」でした。一気に読めるのでおススメです。
「ポルノ本と酒は、大人の童話です」的なことを、開高健氏?(間違ってたらゴメンナサイ)に言わしめる程、本とは想像力を掻き立てるもの。読者離れが著しいからなのか?名作がどんどん絶版になっていく今日、「この本面白いよ~」と伝えていくことで、マーケット拡大という一役は担えないですかね。