さよなら歌舞伎座

歌舞伎座閉鎖のカウントダウンが始まっている。
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今後3年間は新ビル建築のため、上演の場は海外または他劇場へと移されることになる。新歌舞伎座は、客席がゆったりはするけれど2,000人弱のキャパシティは変わらないらしい。というより変えないという解釈が合っているのかも・・・。建築家も含めて独創的意匠デザインより、現存イメージを継承する形で再生させる決断は見事ですね。素敵デス♪(o ̄∇ ̄)/
そこで、現建物で最後の観劇をしたいと思って、チケット売場に駆けつけてみたが、時すでに遅し!「御名残四月大歌舞伎」のチケットは完売でした。気づくのが遅かった~。悔しい!!
特に最後の演目「助六由縁江戸桜」は、夢のような豪華キャスティング。團十郎、玉三郎、勘三郎、三津五郎、仁左衛門、菊五郎、そして口上・海老蔵とある。これを観ずして・・・・っと、一生の不覚を反省c(>ω<)ゞ
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で、諦めきれず三月歌舞伎を見に行く。改めてこの建物の中を丁寧に観て回ると、今まで気づかなかった美術品や展示があり、最後の観納めができてよかった。驚いたことにビュッフェの描いた團十郎「暫」?なんてのもあったんですね。何度足を運んでいても、最後と思わなければ気付かなかった歌舞伎座の歴史。長い間ご苦労様でした。そして、さよなら歌舞伎座。