年々セール時期が早まってきているが、今年は早くも「30~50%OFF」をPRする夏セールが火ぶたを切っている。ある有名ファッションビルはメルマガでセール告知をし、デパートでも館内は「SALE」一辺倒の装飾で大幅値下げをアピールしている。いわんや路面店は必死の攻防を呈するといった感じで、通年とは異なる夏の商戦が繰り広げられている。本格的セールは7月からだろうが、セール開催時期が年々早まって分散していくと、集客力も弱化し厳しい決断を迫られる夏になるだろう。

消費者にはありがたいことだが、6月中旬に夏物セールを始めてしまうと、9月の秋物立ち上がりまで3か月間売り場がバーゲン会場と化す異常現象が起こるということになる。冬物処分時期も今年は3月まで続いた。「異常」な現象が何回も繰り替えされれば、「正常」の原理は成立しなくなってしまう。この異常現象が「異常」と捉えられている段階の内に、早く「正常」事態に回復することを願うばかりだ。
2009年06月16日 16:41
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