マーケティングセミナーに参加

昨日は、CNET Japan主催の「新・マーケティングコミュニケーション戦略」セミナーに参加してきた。ソーシャルメディア時代のマーケティング戦略や動向を得られて有意義であった。弊社でも消費行動プロセスがAIDMA→AISASへ変化している傾向を5年前から予測して、CMSツール「SES」を開発しているが、インターネットを利用した販促手法は実店舗での集客や売上げ向上に貢献できる事を海外などの事例も含めて、改めて確認できた。(新店オープン時の告知サイトとしてallaboutが有効である理由もわかったし、「マッシュアップ」と「シンジケート」の相対関係も整理できたし、収穫の多いセミナーだった‥)
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その中でも、特に印象に残っているのは、モバイル検索ポータルサイトを運営しているエフルートという会社のクローラー技術の開発と工夫に関するセミナーは面白かった。プレゼンテイター自身が自分のブログの携帯サイトに出稿される広告がミスマッチな出会い系サイトの広告だったことにビジネスチャンスを見出して、現在モバイル検索業界で3位のポジションを獲得するまでの話は、業界パイオニアとしての自負と実務に即した確かなノウハウを持つ自信が伺えて印象深かった。PCとは違う独自の世界を持つ携帯サイトの検索クローラを開発するには、そもそも携帯サイトでまかり通る文脈の解析や絵文字を識別するところから着手しているわけだから、広辞苑6版を出版するより難儀であろうことが想像される。
 とにかくIT業界は展開が速い。時々は自分が浦島太郎にならないためにも、こうしたセミナーなどに参加して情報を収集していかないとね。