尊敬する経営者

私が尊敬する経営者がいる。どんな人かといえば、一言で言うと「人物」なのだ。その人柄といい、ビジネスの視点やビジネススタイルといい、彼に会うたびに私なんか足元にもおよばないな思う。
 ベンチャー経営者Cさんは、葬儀斡旋をインターネットで提供するという会社を26歳で興し、業界のイノベータ的存在だ。これまでに2,500件の斡旋件数があり、その内1,000件もの方たちと葬儀の後も交流が続いているという。そのCさんからJAZZライブのイベントを主催するとのご案内をいただいた。今度はどんなビジネスを始めようとしているのか、興味もあり私自身もジャズは好きなので出かけてみた。
 銀座にあるその小さなジャズクラブはボーカルのママとベース、ピアノのトリオでスタンダード曲を中心になごやかな雰囲気のクラブ。でも、なんとなく集まった人たちがジャズ好きという感じばかりの人ではなさそうなのでCさんに今回の趣旨を聞いてみる。
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私:「なんで、ジャズイベントなの?」
Cさん:「こういう仕事をしていると、大切な人を失った悲しみのあまり、なかなか失意から抜け出せずにいる方もいらっしゃっるんですよね。今回はジャズがお好きだった方がいらっしゃて、たまにこうして外へ出て好きな音楽を聴いたら少しは気分も違うんじゃないかと思って‥。これからはこうしたケアもしていきたいと思ってるんですよ。」
さすがにCさんらしい発想だなあと改めて感心する。Cさん若干31歳。
こういう若い経営者がいる日本の未来って素敵だなあ~。