メルマガは有効か?

日経BP社の調査によると、一人当たりのメルマガ登録は平均15.6通だそうだ。一般的生活者の実感からは少し遠い気もするが、複数のメルマガを登録しているユーザーが多いのは確かだろう。それでなくとも迷惑メールが毎日何十通と届く中で、いかにその中で埋没せず開封率をあげるかというのが,私たちの仕事だ。ちなみに弊社のメルマガ開封率は25%前後をキープしているが、そこまで高くなくともメルマガは従来のポスティングや折り込み、DMなどの広告ツールよりは、情報到達率が高いメディアだ。
 開封率を上げるコツは発信元をアピールすることや、SCの立地特性を活かした配信タイミングやタイトル傾向をつかむこと。それにワクワクやウキウキなどの擬音語は避けた方がよい。迷惑メールだと思われゴミ箱特急便になる可能性大だから。「プレゼント」や「限定」などの食いつきのいいワードも多用すると、飽きられてしまうので使うタイミングを年間で計画的に小出しにして使う位が効果的だ…等など。
 だから迷惑メールも含めて、できるだけ多くのメルマガを受信し、ユーザーの方が受信しているメルマガを見慣れることが大事。そして最近の傾向と対策を考え、クリックしてくれるフレーズやキーワードを絞り出す。20文字勝負!最近ではPCとモバイルを利用したインターネットの利用方法も違ってきているので、メルマガの内容やタイトルもPCとモバイル用では変えなければ情報到達率はキープできない。
メルマガの効果は開封率だけではない。メルマガからホームページへ回遊していくという習慣を作る事ができること。テキストメールよりhtmlメールの方がホームページへの回遊性は高いし、他のメールとの差別化も図りやすい。
 モバイルユーザーはURLを入力してインターネットへアクセスするというのはハードルが高いし、モバイル検索でアクセスしてもらうというのも、公式、一般、PCサイトの順で掲出されるので、ハードルが高い。だからメルマガの定期的配信でブックマーク登録などを促すことも重要な役割だ。
 インターネットは他広告メディアと違って情報を欲しい人がアクセスしてくるという特長があるので、モバイルユーザーの急増に対応してうまく活用すると直購買へ結びつくという効果が得られるはず。