篤姫も見ているかしら?
昨日は、自宅ベランダから東京湾の花火大会を楽しんだ。居ながらにして1万2千発以上の花火を見られるとは、贅沢の極みである。
折しも花火大会がクライマックスにさしかかる頃、NHKの大河ドラマでは、天障院篤姫と勝海舟の初対面の場面が放映されていて、両方を見ながら何ともいえないセンチメンタルな気分になった。この2人が江戸城の無血開城に大きく関わったことは、周知の事実だが江戸が戦禍に見舞われることなく、時代の転換という大波を無傷で乗り切ったからこそ、江戸から東京へと引き継がれ、今日これだけの豪華な花火を楽しむことができるわけである。大袈裟に言えば幕末の混乱期にサムライのような女性・篤姫という人物がいたからこそ、享受できる私の幸せである。
130年後の夏空を彩るこの花火、篤姫が見たら、どんなに喜んだであろうか。それともこの夜空のどこかで上の方から勝海舟とでも並んで見ているかもしれないな。(ちなみにこの「篤姫」という大河ドラマは歴代視聴率2位だそうである)