これまでの50年とこれからの50年・祝式典

去る5月23日(火)、都内ホテルにてSC協会「第51回定期総会」、「協会創立50周年記念式典」「懇親会」が開催されました。大勢の関係者が集う記念式典では、50周年の歴史を振り返ると共に、これからの50年に向かう力強い宣言に、会場は共感熱量がピークになり活気溢れる記念行事でした。

また、同日4年ぶりに第9回日本SC大賞授賞式も行われ、『新静岡セノバ』(静岡県静岡市)が、銀賞にはELM(青森県五所川原市)が受賞された他、地域貢献賞など様々な賞が発表されました。

受賞SCの詳細はこちらから>

本大賞は2年に一度の開催で、今後のSCのあり方牽引する日本一のSCを顕彰する賞ですが、金賞に選ばれた『新静岡セノバ』さんは、今まで受賞していなかったのが不思議な位、挑戦するSCです。スタッフの雇用を促進するために開設された直営保育園やショップの営業時間のフレックス制導入など・・、これからの50年をリーディングしていくSCに相応しい顕彰だと思います。

また、「50周年記念特別賞」として、渋谷PARCO(東京都渋谷区/開業1973年)さんが選ばれたのも意義ある受賞だったと思います。コロナ禍でアパレル店中心の渋谷PARCOは厳しい3年間を凌ぎ、尖がったテナントをキープ。青春時代と渋谷を切り離せない昭和世代にとっては、渋谷PARCOが顕在であり、「新しさ」「PARCOらしさ」を今尚、発信し続けていることに特別賞はふさわしい勲章だと納得!おめでとう☆

式典の後の懇親会はとても賑やかで600人位の人が参集したそうですが、久しぶりに同業界の人々の笑顔が晴れやかで、対面で話ができたのがお祝いと節目の会を演出。会場のあちこちから、今回「銀賞」を受賞された「エルム」(弘前市)の素晴らしさが聞こえてきました。いつか行ってみたいSCさんです。

SC大賞の審査項目は、こちらから>

①マーケティング:地域社会の市場性やニーズに基づき、明確な自SCのコンセプト設定と事業展開をしているか
②テナントミックス:生活者ニーズに対応したテナントミックスや新業態開発を視野に入れた継続的努力をしているか
③ディベロッパー(DV)とテナントとのパートナーシップ形成度:DVとテナントとの良好で協業的な関係形成、DVマネジメントに基づくテナントへのサポートとESのための努力、配慮はなされているか
④ブランディング:顧客との接点創出のため、ネット等ITを活用してSCの発信力を高めるといった誘客における仕掛けが見られるか
⑤顧客サービス:顧客サービスに向けた施策を推進し、顧客から高い評価を得られているか
⑥サステナビリティへの取組み:多様な来街者・利用者への快適な環境づくりと温室効果ガスや廃棄物等の削減、水の使用など地球環境に配慮がなされているか
⑦地域への貢献と共存

みんながライバルであり、共感者であり、伴走者である。そんな切磋琢磨が日々の営業活動の中で広がって、イノベートしてく未来は明るいですね♪