バーゲンーその2

今年は6月からバーゲンが始まったので、秋モノの入荷まで各ショップは数字を作るのが、大変な事だろう。先週から数箇所のショッピングセンターへ行ってみているが、予想通りなかなかきびしいようだ。そんな中で、やはり数字を作るところは、様々な仕掛けや工夫をしている。ただDMを送るだけでなく、セール期が終わってクリアランスが始まる頃、会員あてDMが送られてきて通常セール価格からさらに、20%OFFという優待サービスをしかけたりと、なかなか妙手だと思う。一度バーゲン時期に行って買っているにも関わらず、さらにそのセール価格から20%OFFなどという誘い文句は、商品を見ているだけに抵抗しがたい消費者心理をついていると思う。
 バーゲンを盛り上げる演出も、各社工夫をしているが最近は、「血が騒ぐ」ようなギラギラしたPOPやツールの装飾による雰囲気より、上品でクールに演出というショッピングセンターが増えてきているようだ。特に今年はバーゲンが早かったので、なるべく静かに始まって長くもたせる的な戦術に出たのか、下の写真は、これでセールプライス表示だ。
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店頭での告知は一切なく、商品を手にとってプライスカードを見ないとバーゲンしてるかどうかすら、分からない。こんな静かなセール告知で「モノ」が売れるのだろうか?何だか知らないけど、行かないと損するような気になって、予定になかったものまで衝動買いして、「あぁ~なんでこんなに買っちゃったんだろうと」後悔して、明日からは節約しようとの誓いを何度もなんども繰り返して、バーゲンと聞いても興奮しないようになったら、こんなセールでもいいのかしらんと、古典的消費者は思ってしまう。