さくら 咲く・・・
今年も桜が咲き始め、季節の移り変わりを味わう間もなく、はや四半期が過ぎてしまった。それでも桜のつぼみがほころぶのを見れば、新しい季節の到来に心が浮き立つ。が、花の季節は短くて、万葉の歌人でなくても、咲き始めたばかりなのに、もう名残りを惜しみたくなる。だからこの季節、桜を見ると、念仏のようにつぶやく西行の歌がある。
ちる花を おしむ心やとどまりて またこむ春のたねになるべき
そして今年はこんな句が心にとまった。
いざ今年散れと桜を語らはん なかなかさらば風や惜しむ (西行)
な~んていう今日このごろです。