売れるには「訳あり」!Web-マーケティングEXPOへ
ビッグサイトで開催されている第15回 データウェアハウス & CRM EXPO. 展へ出かける。ひとつ一つの出展社をじっくり見て回ると、3日間位かかるので立場上、Webマーケティングの動向を探るために「Web&モバイルマーケティング」コーナーに絞って、視察。
ネットショップの市場は2009年度で6兆円以上に拡大。消費支出が低迷している中で、急成長の背景にはデパートや専門店、SCなどの実店舗での消費の吸収があげられる。また成功事例が強調される一方で、ネットショップは「儲からない」という現実に危機感を抱えながら開催を迎えた今年のEXPOでもある。
ならば、一部の成功の背景にどんなシステムの活用や販売戦略があるのか?
以外にも聞こえてくるのは、「おもてなし」、「2:8」の原理、マーケティングの活用、リーサーチの重要性、MDの差別化など、当たり前といえば当り前だが長年流通業界を支配してきた原理となんら変わりはない。十八番を摂られた感じ(=´Д`=)ゞ
この短期間の中で、Webマーケティングの活用が低コスト、短期間、少人数で活かせるというネットならではの利点がこの急展開を可能にしているともいえる。勿論そのリソースを駆使してビジネスを構築する挑戦者たちの飽くなき探求があればこそなのはいうまでもないが・・・。
今年の会場は、やみくもな「勢い」だけではない、確たる自信を持つ者が支配する落着つきと緊張感が会場に満たしているように感じた。前例のない領域に道筋を切り開いているという自負。自分たちが汗をかいて確信するにいたったノウハウやビジネスモデルに対する自信。
前線に立つ穏やかな兵士たちといろいろディスカッションができて有意義でした。「面白い」がパワーの源なら、そのパワーの継続をも楽しむような段階まできたんですね。IT業界で働く人々の新たな成長を感じました。