星野さんの日記
星野さんの遺品が展示されているというので、先週、「大哺乳類展」へ行った。星野さんの日記が展示されていて、やっぱ!釘づけになっちゃいますね。
星野さんの本の原点になっている日々のつぶやきが几帳面に書き込まれていて、とても貴重な資料だ。まるまるとした字形は星野さんの体形を彷彿とさせて、親近感を覚える。今、生きていれば星野さんも還暦。どんな写真を撮っていただろう・・・。
星野さんがアラスカの原野を勢力的に活動の場としていた1980年代。作家・開高健もまた、アラスカによって救われていた。
時代の「終わり」と「始まり」を予見したこの二人の男の間を、まだ私は行ったり来たりしている。