デジタル販促でPDCA回しましょう♪

当社は、自社開発のCMS導入サイトとデジタル販促の両面からSCの販促支援を提供しています。昨年からのコロナ自粛が続く中、最近ネット販促の受注が増えてきました。スタンプラリーやデジタル抽選会ツールの「smatch」(自社開発のデジタル販促ツール総称)だけでなく、LINEクーポンやお友だち獲得CMPのお問合せや実施も増えてきています。

デジタル販促ツール「smatch」の良さは、3密回避、接触レスで展開できるのと、アプリ不要だから操作が簡単なので、参加者が増えるなどメリットがたくさんありますが、重要なのはPDCAを回して販促成果を上げていいくこと。販促の目的は「買上げ点数UP」や「買上げ金額UP」「回遊店舗数UP」「集客UP」ですから、PDCAを回して販促ノウハウを蓄積していくことは、持続的に売上や集客UPに繋がります。

<LINEクーポンプレゼントキャンペーンのアンケート結果より>

デジタル販促は、その成果をスピーディに数値化(参加数やPV数、利用件数など)できますので、課題が把握しやすく、解決策も講じやすい。なんとなくの”感”に頼らず成果を数値化することで、最速で客観的に評価できることがデジタル販促の良さです。課題を共有したら次なる施策を検討し、さらに改良した販促展開ができる。応募数や利用件数が把握できますので、キャンペーン展開中にも、改善を加えて寄りよい結果を導ける機動力を活かしていきましょう。こうしたことを継続していくと、デベさんやテナント企業との関係もよくなりますし、売り場に活気がでてきますね。

私共も課題や評価を受け止めてもっと改善するには?を模索しながらよりよいサービスを提供していけるよう努力しております。

SCの年間MD展開やイベント催事は、毎年同じような販促になってしまいがですが、前回より成果を上げるためにPDCAを回して、必ず前回比を超える成果を獲得できます。なによりその成果をデベさんやショップさんと共有できるのが仕事のやりがいにも繋がります。

但し、デジタル販促を展開する上で注意したい事。リアルSCにとって、店頭での活用を計画に据えて実践をすることが大事ですね。告知をweb広告にだけ頼ってオンライン上で完結するというのは、リアルの場合あり得ないと思います。「広告を見る」というアクションを促すことはできますが、広告出稿費が嵩むだけでなく、コスパが下がります。告知はwebサイトやLINE,メルマガ、snsをフックとして活用し、リアルSCの場合、館内に来ている来店者への告知・購入を促進するために店頭POPやポスター掲示、各ショップスタッフの声掛けなど、一番有効です。

類似の実施した販促を比較すると、SCごとの成果に差が出てきます。もちろんマーケット環境や店舗規模、構成による違いはありますが、格差の要因は店舗やショップスタッフを告知メディアとして活用しているかいないかで、結果に差が出てきます。商業施設そのものが告知媒体であるという利点がリアルSCのキャンペーンで重要なポイントです。

1)店長会や個別対応でキャンペーンの事前告知(企画からテナントさん参加もいいですね)

2)告知物の配布、館内ポスター、POP掲示、+webサイト、プッシュ通知、sns告知

3)各ショップでの工夫、ショップページへの掲載・・など、これらのフローを踏まえていくと、モチベーションや工夫が接客時に最大限活かせるように思います。

「ネットで注文してポスター貼って、実施しています」というSCで、館内でキャンペーンのことを聞いても、誰も答えられないという経験を結構していませんか?

今回、そうした日頃のテナントさんとの連携が成功している水戸駅ビルエクセルさんの例を紹介します。

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前回のアンケートでショップさんが実践していた工夫をお聞きしました。

「必ず接客中にお伝えして、+1点や、購入決定の後押しに使えるように活用させていただいた。」/「入店時にチラシをお客様にお渡しし、購入のきっかけづくりとした。」/「購入を迷っているお客様にお年玉クーポンをご案内すると、購入の決定要素になりました。」‥など等。ショップの力を最大限に活かしてこそ、成果を実感できるのだと思います。わたし達もしかり。販促を展開したら必ず数値化して、考課測定をする。デベさんやショップさんのご意見を活かして次の展開を工夫する。

こうした販促展開を10年以上続けていて、もうしっかりノウハウを全館で共有しているSC。簡単なこと。当たり前のこと。どこでもしているでしょう・・と思われがちですが、なかなか継続してPDCAを回しながら、全館一丸となって展開しているSCさん多くはないように思います。

緊急事態でタスクがいっぱいあって、そこまで手がまわらない、手間をかけられない、大変だ・・と思われたらお任せください!コマースではリアルSCのさまざまな煩雑な業務も請け負っており、お手伝いしております。(お問合せ:otoiawase@cmrc.co.jp/TEL:03-6661-6010)

さあ、今回はどれくらい効果がでるか?ショップさんの掛け声が聞こえてきそうです。どんなご意見が聞けるか、毎回楽しみです。デベさんもショップさんも私たちコマースも共助型でやる気をキープしていく。お互いの刺激と思いが瞬時に繋がるのもデジタルの良さですね♪