「今、リアル店舗に集客するweb活用とは?」プレゼンテーションサマリー(2)

2017.1/25に開催しましたSCビジネスフェアにてプレゼンテーションさせていただいた内容を3回に分けてレポートいたします。(2回目)

「今、リアル店舗に集客するweb活用とは?」-2回

・パネラー:アクトインディ(株)代表取締役 下元 敬道氏

・パネラー:㈱コマースデザインプロダクト チーフディレクター 杉浦 安希子

・コーディネーター:鈴木 富士子

2shot

3)集客のための施策・秘訣(下元氏)

集客は検索エンジンからのアクセスが85%以上。「子ども お出かけ 銀座」「雨の日 お出かけ 子ども」「春休み 家族 お出かけ」など、家族でお出かけ先を探すキーワード数は100万種類に上る。子どもとのお出かけ先に関する何をいれても検索結果ページで1位になるような情報量とSEOを施している。(下元氏はネット広告代理店でのキャリアを積むんでいる)

そのために登録施設数は5万件弱。動物園、公園、イベント、体験情報、ショッピングなど子どもとのお出かけ先を独自取材で増やしている。またwebサイトに情報量を増やすだけでなく、ユーザによる体験記事や口コミ、評価、メルマガ、LINE@、SNSなどを併用してサイトへの送客を強化している。

毎日

3)集客のための施策・秘訣(杉浦氏)

SCのwebサイトはPC端末の利用激減による、アクセスは減少傾向にある。また、キュレーションサイトの台頭などで、SCの情報が検索結果上位に掲出されるケースは、少なくなっている。SEO効果だけでサイトへの送客を図るには限界がある時代。サイト自体のアクセスが年々増加しているSCは、サイトの情報更新と共に、メルマガ、LINE、facebookなどプッシュ型通知を併用して集客している施設。

弊社の事例でメルマガ会員が60,000人を保有していて、毎週1回メルマガを配信しているが今だに開封率や40%以上をキープしている。メルマガなどのプッシュ通知のリーチ率を上げるとともに、顧客とSCとの関係を育てる施策を継続的に実施し成果を上げている。LINE@の開封は100%に近い。ブロック率が高くなることを懸念する傾向があるが、ブロック率は2~30%以内ならリーチ率は最も高いツールといえる。「友達」登録も短期間で増やすことができるツールである。これからのプッシュ型通知のリーチ率を上げていくには、緻密なアクセス解析によるPDCAの実行やスマホ端末を活用した特典付与などの工夫をして利用促進をしていけば効果は持続的に発展していく。つまりお客様との接触点を増やしていく事も、深めていくこともできる。如いてはネット活用を通して顧客資産を増やしていくことができる。

メルマガやLINE@は1人当たりのリーチに1円もかからないコスパの良いツール。10万人配信しても10万円もかからないでお客様へリーチすることができる。しかもお客様の手元にあるスマホへ24時間365日、情報を届けることができるから、これに販促企画を提供していけばもっとも効率のよい売上支援ができる。

4)パネラーの2人がSCを利用する際のポイント

下元氏も杉浦氏も2児の親。子育て中にSCを利用していて消費者目線で感じることはなんでしょう?

下元氏:

よく利用しているのはトレッサ横浜。駐車場が無料だし家から近い。休日は奥さんを解放してあげたいのでトレッサ横浜へ行き、子どもと自分だけで2~3時間すごせるサービスや設備が充実しているので助かっている。

杉浦氏:

最近「子育て応援SC」とアピールしているSCが増えてきているが、行こうと思ってサイトをみると子育て支援のサービスや設備に「授乳室の案内や子ども用トイレ」しか掲載されていないのでがっかりする。肝心なことはpdfで掲載しているSCが多いが、スマホでpdfは開かない。却ってマイナスイメージになる。SCへ子どもと行くのは買い物だけでなく、遊ぶ、食べる、学ぶ、体験するなどコト消費に魅力を感じるので、スマホでそれらの最新情報を掲載して欲しい。

サマリ-2

●プレゼンテーションサマリーを読む↓

(1) / (2) / (3)

●「SES」やweb販促に関してのお問合せはこちらから>>