AIは分身?進化するパーソナライズ

季節は桜から新緑へと変わりつつあります。昨年から話題のAI利用、皆さんは試されましたか?コマースの鈴木です。当社もAI活用第一段階として、ナレッジの共有や業務効率やの品質向上に活用できないかを模索中です。

例えば、

  • 会議議事録を作成してもらう。
  • アクセス解析やアンケート調査などの定量・定性的レポートを作成してもらう
  • トレンドワードから#タグを生成できないか?
  • 売上管理や労務管理を一元化できないか?・・・等々有料・無料のソフトやサービスを各自がゴールをイメージして日々格闘しています(笑)

「使えない」「自分で作った方が早い!」が多発してますが、第2段階として当社が提供するサービスに活用することを目指して「根気よく頑張ろう」が合言葉状態( ;∀;)

私はGoogle AIの精度が高いのに、日々嬉々として感心しています。昨年7月アナリティクスのアルゴリズムがGA4に変更されました。今になってGoogleがGA4に変更した訳とその成果を実感しています。「GA4とAIアシスタントの相関性について」はGemini(Googleが開発した言語モデル)が回答した文章を引用します↓

Google AIアシスタントとGA4による相関性 by Gemini

Google AIアシスタントとGA4は、ユーザーの行動と嗜好に関する膨大なデータを収集し、相関関係を分析します

1.Google AIアシスタント

・ユーザーとの音声会話
・テキスト入力
・画面操作

2.GA4
・ユーザーのウェブサイト閲覧
・アプリ内行動
・デバイス情報
・ユーザー属性

3. 相関関係の分析
・ユーザーの行動パターン
・興味関心
・デモグラフィック情報

3-1.相関関係分析の活用例
・パーソナライズされたユーザー体験
・ユーザーニーズに合致した情報提供
・おすすめコンテンツの表示
・個別化された広告配信・・・・などなどby Gemini

毎日使っているGoogleニュース(ディカバー)が、AIの力で進化していることに気づいていますか?

使えば使う程マッチング精度が上がっているので、逆に自分ってこういうことに関心を持っているんだなあと再認識したり、面白いです。2030年には各人がパーソナル秘書持つようになると予測する人がいますが、2024年時点でもうすでに実現してますね?!

しかもそれはアシスタントというより自分の分身のような存在。無意識の欲求を可視化してくれるのでほんとに便利。私たちはsns時代を通して複数のペルソナを使い分けている経験があるから、他人ではないもう一人の自分のような感覚を自然に受け入れられます。スマートですね♪

2023年7月にリリースされたGA4では、ユーザーの行動データをより詳細に分析できる「イベント」指標が導入されました。これにより、Google AIはユーザーの意識下にあるニーズまで把握し、より自分らしいコンテンツを自動生成できるようになっているんですね。またGeminiに要約してもらうと(≡д≡)by Gemini↓

毎日何気なく使っているGoogleニュース、実はAIの力でどんどん進化しているんです! 2023年7月にリリースされたGA4という新しい技術によって、ユーザーの行動をより細かく分析できるようになり、まるで魔法使いのように、あなただけのニュース記事を届けてくれるようになったんです。

Googleニュースは、あなたが普段見ている記事を学習し、あなたの興味や関心にぴったりの情報を提供します。 しかも、意識せずに見ている記事からも、あなたの潜在的なニーズを掘り起こし、見逃していた情報や、まだ知らなかった新しい発見を届けてくれるんです。

まるで、あなただけの秘書のような存在。 旅行の計画を立てている時には、おすすめの観光スポットやグルメ情報。新しい趣味を探している時には、興味深い講座やイベントの情報。あなたの行動一つひとつをヒントに、あなたにとって最適な情報をタイミング良く提供してくれるんです。

個人情報は一切収集されないので、安心して利用できます。AIの力で、あなただけの情報世界を広げてくれるGoogleニュース。これからも進化し続けるこのサービスから、目が離せません!・・だって☆彡

未来社会とAI:SF小説から読み解く人間とAIの共存

昨年から読み初めたSF小説。最新の中国SF作家劉慈欣著「三体」や古典と言われる「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」フィリップ・K・ディック著。アーサー・C・クラーク「2001: A Space Odyssey」『2001年宇宙の旅』( 製作・監督はスタンリー・キューブリック)映画は観ていましたが小説を改めて。SF小説はその時点の未来予測を暗示するから、面白いですね。

映画は1968年に制作されたものですが、翌1969年にはアポロ11号が人類史上初の有人月面着陸という偉業を成し遂げています。キューブリックは人類発の月面着陸より早く映画『2001年宇宙の旅』 を発表したかったらしいです。映画に登場するコンピュータ「HAL」はIBM製(アルファベットの一文字前をもじってつけられたそうです)。55年前にはGAFMなんていう巨大企業やサービスはなかったわけで、未来予測作家もそこまでは予測できなかった。コンピュータHALは人間との友情とミッション遂行の狭間にあって罪悪感に悩みますが殺害を決行。アンドロイドも羊の夢を見る。過去の作家は人工知能の進化の果てに人類への反逆、征服を示唆し私たちに警鐘をならします。現在でもAI活用で失業者が増える、AIの管理下に置かれる危機感は否が応でも煽られているし、倫理観や哲学は外せない課題です。

4次元、5次元の世界へと進展して、「神秘性」や「不思議な縁」「神のなせる技」みたいな謙虚さというか人智が及ばない世界観が失われてしまうのは私も抵抗あります。SF小説に出てくる人間とAIの共存って、HALやどらえもんのような擬人化された存在じゃないかも・・。無形ではあるけど、いつの間にか身近にあって自分らしいサポートをしてくれる自分の分身?

人工知能とAIの未来は、意外に手元にあるスマホにもう生まれていて、自分と一緒に進化し続けている。気が付かないままに実はもう一体化している。そういう未来が始まっているんだなあと感じるこの頃。

「2001: A Space Odyssey」から、たった55年が長いのか、速いのかわかりません。プロンプティングの勉強して学習しながらAIを活用する他社AIとGoogle AIは次元が違うなあと思います。特別な設定は必要ないし、ユーザーのアクセスフローや属性などから精密なAIによる情報提供(Googleディスカバー)を利用していれば、どんどんマッチング精度があがっていくので、オーガニックだしとても便利!

なんか もわ~んとしたイメージは掴めたような感じなんですが、AI活用についてブログに書いておこうと思って、うまくまとめられませんでした。でも今回はAIとの初合作で仕上げたブログ♪(グリーン文章はAIです)

最後に目下当社は、トライ&エラーを繰り返す段階ですが、第2段階として新しい価値を作っていけるよう努力中です。皆さまからもアイディアや使い方など情報交換をお寄せ下されば幸いです。