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SCでのモバイル販促を考える。

【モバイルからのネット接続はもはや当たり前】
2008年5月時点での第3世代に対応した携帯端末の保有は95.6%というデータがある様に、商業施設のターゲットとする顧客層もほぼ持っているであろうモバイルは日を追うごとに進化し、もはやPCサイトの付属ツールではなくなってきました。
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ひと昔前(?)までは「ケータイでネットに接続」というと、若年層や特定の趣味嗜好を持ったユーザーに向けてのサービスと思われがちでした。それが今では、ケータイ小説や音楽コンテンツだけでなく一般の消費者を取り込む有効な販促手段として活用されています。
このモバイルでのネット接続の普及は加入料金プランにも現われており、なんらかの定額制プランに加入しているユーザーは約86%(2007年弊社調査)、モバイルからのネット接続の日常化を表現しています。
【検索リテラシーの進歩】
ネット利用者が増加していることの一因には、i-modeを始め、これまでのカテゴリーに沿って公式サイトを見ていくスタイルから、グーグルなどモバイル検索エンジンから「フリーキーワード」でお仕着せでない情報を能動的に探すことが出来るようになった事があげられます。
実際に弊社が運用を担当しているSCのモバイルサイトへの利用状況を見ても、auのグーグル検索エンジンの採用などを受け07年のモバイル月間アクセス数値は対前年で10倍以上の伸びとなりました。
今春からはdocomoもついにグーグルと提携、ロゴも一新したことは、記憶に新しいところです。
「ショップ名+夏の福袋」
「ショップ名+アニバーサリーbox」
「クローズ+フィギュア」
(※映画で話題になったキャラクターのフィギュア)
これは6、7月のあるSCのモバイルサイトにアクセスしてきた検索キーワードです。
ユーザーが、いかにタイムリーかつ詳細な情報を探しているかが分かります。
またキーワードが複数語化しており、モバイル検索リテラシーが非常に向上していると言えます。
【モバイルではPCと求められている情報の質が違います】
「でも、いちいち来店前にSCの情報を見るのかなぁ」そんな声が聞こえてきそうですが、モバイルで見られる情報とPCとでは、求められている「情報の質」にも違いがあるようです。
弊社運用のSCモバイルサイトを例にとって見ても、2008年4月の1ヶ月で「クーポン」「ショップサービス(ショップ毎のポイントカード等サービス情報)」「求人情報」はPCと比較して2倍以上のアクセス結果が出ています。
来店前や来店してからなどのシチュエーションには、目的が明確な情報を効率よく探す意味でもモバイルが適していると言える例でしょう。
また先にあげた例(「ショップ名+アニバーサリーbox」「クローズ +フィギュア」)に見る様に、モバイルはPCに増して消費トレンドや話題性にすばやく反応する傾向が見られます。ある意味、お客様の方が情報が先行している事を痛感します。
【モバイル販促の理想】
それでは、その中でユーザーにとって理想的なモバイルコンテンツとは何でしょうか?
前回のレポートでもお伝えした様に「同様の商品やサービスが溢れる中」で「他でなく自店」を選んでいただくためには、ありきたりの情報ではなく消費トレンドを捉えた情報をタイムリーに提供していくことが重要です。それが可能であれば、モバイルはもっと効果的な販促ツールとなると言えます。
日々変化していくニーズに応えるには、常に変化する動態情報を発信していく事、トレンドを知り情報の引き出しを持っているショップ単位でのアプローチが効果的です。
弊社CMS「SES」では、モバイルでも個店ごとの商品情報までタイムリーに閲覧する事ができますが、3.3バージョンでは加えてモバイルトップページに更新の動態情報を掲載できる様になりました。探すに値する情報が提供されるならば、無償かつ最も便利、身近なツールとしてモバイル利用はもっと身近になっていくはず!
eコマースの様にすぐに結果が計れるわけではありませんが、日に日に変化しているモバイルユーザーにライブ情報で応えていくことで、モバイルが「最も到達率の高いメディア」(なにしろ今や携帯電話世帯普及率は90.5%;単身者除く/08年内閣府調査)となるのも遠い話ではないかもしれません。