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サイト活用の基礎知識(1)~ページビュー?ユニークユーザー?~

今回から、ウェブサイトを活用するために必要な基礎知識を、何回かに分けてご紹介していきたいと思います。
まず今月は、「ユーザー数」「ページビュー数」といった、ウェブサイトがどれだけの人に見られているか?を判定する数字について整理してみます。

いろいろあるように見えますが…

アクセス解析ツールに触れてみたり、レポートを読んでみたりされた方はご存じかと思いますが、こういったどれだけの人に見られているか?を判定する単位として、以下のようなものが登場していると思います。
・アクセス人数
・アクセス件数
・ビジター(ビジット)数
・ユーザー数
・ユニークユーザー(UU)数
・セッション数
・ページビュー(PV)数
…いろいろありますね。これだけでなんのことやら…となってしまう方もいるかもしれません。
表現は違いますが、これらのいくつかは共通の数値を指していて、おおまかには
(1)サイトを見にきた人ごとにカウントされる数(人ごと)
(2)1ページごとにカウントされる数(ページごと)
に分けることができます。
上記においては
・アクセス人数
・ユーザー数
・ビジター(ビジット)数
・セッション数
・ユニークユーザー(UU)数
が(1)の「サイトを見にきた人ごとにカウントされる数」、
・アクセス件数
・ページビュー(PV)数
が(2)の「1ページごとにカウントされる数」ということになります。
実例で考えてみます。一日のうちに、Aさんが1回の閲覧で4ページ、Bさんが1回の閲覧で2ページ、それぞれ自分のパソコンでサイトを閲覧したとします。

この場合
(1)はAさんとBさんで2人
(2)は4ページ+2ページで6ページ
となります。

ユーザー数 とユニークユーザー(UU)数の違い

おおまかに2つの種類に分けましたが、さらに(1)のなかで2つの分類に分ける必要があります。それは
(1-1)実人数
(1-2)延べ人数
です。
上記(1)のなかでは、名前が示すとおり
・ユニークユーザー(UU)数
が(1-1)の「実人数」にあたり、
・アクセス人数
・ユーザー数
・ビジター(ビジット)数
・セッション数
が(1-2)の「延べ人数」にあたることになります。
もう一度実例で考えてみます。一日のうちに、Aさんが1回の閲覧で4ページ、Bさんが1回の閲覧で2ページ、さらにもう一度Aさんが3ページ閲覧したとします。

この場合
(1-1)はAさんとBさんで2人
(1-2)はAさん、Bさん、Aさんで延べ3人
(2)は4ページ+2ページ+3ページで9ページ
ということになります。

セッションとは?

ここまででセッションとは、(1-2)の「延べ人数」にあたり、おおよそ1回の訪問を示していることがわかっていただけたかと思いますが、このセッションという単位については、いくつか注意するポイントがあります。
ひとつは、それぞれの単位が厳密に定義づけられているわけではないということ。
アクセス解析ソフトや解析レポートサービスによっては、セッション数の計測方法が異なる場合もあります。
たとえばグーグルの提供しているアクセス解析ソフトGoogle Analyticsの場合、ひとつのセッションについて

ユーザーがお客様のサイトで 30分以上操作を行なわなかった場合、それ以降の操作は新しいセッションとみなされます。
クリック数、セッション数、ユーザー数、ページビュー数、ユニーク セッション数の違いは何ですか。 – Analytics ヘルプ

というように定義していますが、アクセス解析ツールによっては、この「○分以上操作を行なわなかった」の間隔を、15分であったり1時間であったりと変更していくことできるため、それに応じてセッション数が変化していくことも考えられます。また1台パソコンで、複数のウィンドウを立ち上げて閲覧したり、異なる閲覧ソフトで同時にアクセスした場合に単一のセッションとみなすか?というのもツールによって異なるところです。(多くの場合、前者はひとつのセッション、後者は別のセッションとみなされると思います)
ふたつめに、モニターの向こうで何人の人が一度に見ているかは計測できませんので、1セッションの利用者は常に1人、と判断されます。上記の例で、AさんとBさんが1台のパソコンを使って30分以内にページを閲覧していたと仮定すると、実際は2人(あるいは2人以上)が閲覧していたとしても、「ユーザー数」「ユニークユーザー数」ともに1人、としてカウントされることになります。

みっつめに、一般的に、アクセス解析を行うには、「アクセスログ」というアクセスを記録したファイルを元にセッション数、ユーザー数を算出しています。
この際、数秒のうちに数百ページへアクセスしているような、明らかに人間が一度には読めないようなページ数のアクセスがあった場合は、「これは機械的なアクセスである」として、カウントされる数から除外することがほとんどです。
しかし、こういった機械的なアクセスの場合であっても、限りなく人間と同じようなアクセスログを残す場合もあり、これらと人間のふつうの操作によるアクセスとをそれぞれ判断し、人間のふつうの操作によるアクセスだけを厳密に1つのセッションとする…といった解析が難しいのも現状です。

最後に

何をもってひとつのユーザーとするか?ひとつのセッションとするか?ユーザーとしてのアクセスとするか?という判定は、利用する解析ツールやレポートによって異なります。そのため、ひとつのサイトに複数のアクセス解析ツールを設置すると、それぞれの結果が微妙に異なって来ることがありますが、それはそれぞれの判定度合が上記のように異なるため、と考えていただけるかと思います。
その他、アクセス解析ツールに登場してくるキーワードとしては
・直帰率
・離脱率
・クリック率
・再訪問数
…などがあり、ウェブサイトがどれだけの人に見られているか?を判定する数字はいくつもありますが、このあたりはまた回を改めてご紹介したいと思います。
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