「親ゆび」リテラシー
この4月1日からDOCOMOの携帯サイト(i-Menu)にグーーグルの検索キーワード入力窓が付いた。昨年のグーグルとドコモの提携が発表されてからの目に見える変化だ。これで3キャリア全部のトップページに検索キーワードの入力窓が開設されたわけだ。
だから何?と思われる方も多いことだろう。ショッピングセンターのケースでみても、この1年間でモバイルユーザーからのインターネット接続によるSCホームページへのアクセス数が10倍以上に急増している。それも検索エンジンサイトからのアクセス者が急増している。つまり「親ゆびリテラシー」の向上?によって、PC同様、いやそれ以上の利用を携帯電話を使ってしている人が急増しているという現実が始まっているということである。(弊社の携帯電話利用状況アンケート調査参考資料)
恥ずかしながら私なんぞは、不器用な上に短気なので、どうも親ゆびで入力するモバイルが大の苦手。こんなに手間がかかるなら電話した方が早いとばかり 声発信ツールとして使ってしまうので、上達はしない。だが、そんな人は全体の傾向からみればマイノリティだ。「親ゆび」リテラシーは年代によっても違うから、入力するキーワードも年代によってかなり違ってくる。
例えば、「TOHOシネマズ」の検索キーワードは、「TOHOシネマズ」に次いで「トウホウシネマ」と入力してアクセスしてくる人が多いし「東宝」は少ない、「お惣菜」は「デリカ」、「飲食、レストラン」は「グルメ」と入力している人の方が多い。
教養が高い、低いという問題ではない。親ゆびで入力する利便性を考えれば、語句の打ち方傾向というのが、ある。親ゆびリテラシーは何といっても年齢が低くなればなるほど、高度になるわけだから、これからはSEO対策もそういう年代ごとのターゲットに合わせた対応が必要ということだろう。