「春」への準備。デザイン上で出来る具体的な方法は?
冬のバーゲンが終わり、店頭は一斉にクリアランスセール。合わせて、1月も半ばの(今頃の)時期だと本格的な春の立ち上がりに向けて、バレンタイン商品が各店で立ち上がるなど、少しずつ春のイメージへ転換しているところだと思います。
WEB上でもこの集客がある時期に、合わせて新しくコンテンツなどをアップしたり、さまざまなページを「春」らしくしていき、春物商品を出していくと思います。
今回は、「スプリングコレクション2010」として、例えばWEB上に春の特集をアップするとします。そういった場面でどうしたら「春」らしく見せ、商品を訴求していけるかを具体的に考えていきたいと思います。
商品を選ぶ(撮影する)
商品を選ぶ際にはもちろん春らしい商品をチョイスすると思いますが、ファッションの場合、ご存知の通り「素材」「色」「形」が訴求ポイントとなります。
撮影する際、カラー展開が複数あった場合に、「売れ筋だから」とブラックやブラウン、ネイビーなどを撮影するよりも、ビジュアル的な訴求力を考え、春らしいピンクやグリーン、または花柄などといった商品をチョイスする方がより「春」らしいイメージが伝わり、ユーザーへの訴求力は高くなります。
プラスアルファな飾り付けをする
商品を並べただけでも春らしくなりますが、それにちょっとした飾り付けをして、さらに春のイメージを分かりやすくユーザーに印象付けていきたいと思います。
「春」といったら、一般的に何をイメージするでしょうか?
<花>や<蝶>、<葉>や<木々>、<蛙>や<ひよこ>なんてものもあると思います。
花が一番イメージしやすく、わかりやすいモチーフですが、どんな花を選ぶかによって、与えるイメージが変わりますので注意が必要です。
フレッシャーズや新生活をイメージさせるなら定番の「桜」、幼稚園入園・小学校入学などターゲットの年齢層が低いものなら「チューリップ」など、花が持つ印象を考えて飾り付けをしていかないと意味がありません。
今回はOLさんを対象とした春のファッションをご紹介するということにしたいので、華やかな女性らしいイメージの「ガーベラ」+かわいらしさを出すために「蝶」を使い表現してみます。
細部にこだわる
ここまできたら、後は「価格」や「アイテム名」「取扱いショップ」などテキスト情報を表記して終了です。ここで一旦、一段落したいところですが、ここは細部にもこだわってページ内の統一感を持たせ、完成していきましょう。
各アイテムで共通となる項目は、同じ色だったりアイコンをつけたりして分かりやすくします。ここはあくまでテキスト情報が主体になる部分なので、視認性の悪い色を使って読めなかったり、文字サイズを小さくしすぎたりして読めないのは×です。
このようなWEB上の特集はもちろんメルマガなどでも、まず情報の整理をし、何の情報をどういった風に見せていけば効果的に&訴求力を高められるかを考え作成していくのはとても重要です。
そのための“ちょっとした工夫”を積み重ねていけば、よりよいコンテンツになっていくのだと思います。