喧噪から癒しへ in 軽井沢
お盆休みの今週、東京は静かで、少し涼しいような気がします。先日、私も涼を求めて軽井沢へ行ってきました。しかし、軽井沢も暑くて、もはや避暑地とは言えない地域になってしまいました。それもあって観光客の流れも「旧軽井沢」→「中軽井沢」へと移動しているのかもしれません。単に暑い処→涼しい処へというより「喧噪」→「癒し」という時空への誘導線がこの20年位の間に作られてきたような気がします。
東京から新幹線で約1時間の軽井沢南口には、今年夏増床リニュアルしたアウトレットモールが拡がります。
現時点では、国内最大級の規模のこのSC、7月に54店舗の新店が出店してひろ~いです。全店211店を「EAST」「WEST」に分けて配置していますので、全店を廻るためのシャトルバス運行、ドッグランスペースの提供、フードコートの充実など3世代顧客層へのユーザビリティがきめ細かく提供されています。
今回のリニュアルでは海外有名ブランドの「グッチ」「ロンハーマン」「ボッテガ・ヴェネタ」など等・・・に加えて、「earth music & ecorogy」や「SHIPS」「UR」などのナショナルブランドが多数出店。3世代でショッピングを楽しむ家族、若い女性層など客層が拡がったようです。
写真(上)はハルニレテラスです。夜ともなると予約しないと入れないほど盛況ぶり。小川のせせらぎと深い緑の森から流れてくる風が、なんとも心地よく、地元でとれた野菜や農産物を活かしたメニューで新しい軽井沢のダイニングゾーンとなっています。
そして、高原ビールを飲みながら、黄昏時を待ち、「軽井沢高原教会」のキャンドルライトを見に星野エリアへ。
ひと夏中、毎晩2,000個以上のキャンドルが高原の森を灯します。昨年見た時に感動したのですが、あれからず~っと気になっていたセッティング準備を今年は、少し早めに行って見たいと思っていました。
1日や2日のことなら、みんなで頑張ってキャンドルに火を灯し、片付けをしましょうと呼びかけもできそうですが、夏の間(7/25~ 8/31)毎晩2,000個のキャンドルを灯し、片付ける事をどうのようにオペレーションしているだろうか?とても気になっていました。
16:30頃からセッティング作業は始まり、数か所に分かれて黙々と作業をしている人たちがいます。この森に立地する教会、ホテル、ウエディング会場の関係者が、部門ごとにエリアを区切ってセッティングしているそうです。
「毎日大変じゃないですか?」と問いかけてみましたら、
「いえ、そうでもないんですよ~。夕方セッティングして、朝、回収するだけですので・・。ろうそくの灯りっていいですよね~」
と軽やかな笑顔で答えてくれました。やらされているのではなく、自分たちで企画して運営しているからこそできるイベントなんですね。皆さんの想いが伝えかたもとてもナチュラル。
「喧噪から癒しへ」
日々時間に追われた生活をしていると、忘れてしまう「祈り」という行為。その「恩恵」をこの灯の中に感じ捉える方が多いことでしょう。毎年来場者が増えているそうです。
暑さと喧噪から逃れてしばし、清涼な高原を護る人々の「灯火」に癒されました。
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