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福袋に異変!2016.01.01

今年の「福袋」に関するアクセス解析をしてみました。

これまで毎年増加してきたアクセス数が初めて減少するという波乱の幕開けになりました。あくまで弊社システムが導入されているSCの数値ですが、殆どのSCで見られた傾向ですので、異変が起きている事を認識しなければなりません。勿論毎年アクセスを上げるにはそれなりの施策を打ち、昨年末もクライアントさんと相談しながら何も対策していないわけではないのですが・・、そこにはどんな変化が起きているのか。暖冬でコートなど重衣料が売れない、必要ないという消費者心理も働いたと思います。

今年アクセス減があったSCは、検索キーワード件数が大幅に減り、アクセス流入が減少しています。検索ワードの傾向としては、「ショップ名+福袋+2016」が8割位。「SC名+福袋」は1割にも充ちません。では、SEO対策が弱かったかといえば、そうではなく検索結果も1ページ目の上位に掲出されているのですが、SCに出店している「ショップ」つまり小売り店ECサイトへ流出したのではないかと推定されます。11月末から福袋ページへの広告出稿や先行予約など、リアルSCよりECサイト優先の出店企業側の戦略が見え隠れします。

しかし一方で、こうした環境の中でも、過去最高のアクセス数を獲得したSCがありました。共通しているのは「検索経由」より「Direct」アクセス割合が多かった。「Direct」参照元はメルマガからが最も多く、こうしたSCは10年以上前からメルマガ配信を継続しており、大切にお客様との関係を増幅してきているという共通点があります。

ショッピングセンターにテナントとして出店している小売り店自身がオウンドメディアで消費者を自社ECサイトへ誘導し、商品を直販することに力点を置いた戦術を展開していけば、SCの存在意義にさえ危機感をつのらせねばなりません。福袋商戦は氷山の一角、SCの大競合時代が如実に表れた幕開けでした。

fukubukuro

こうした購買行動の変化に対処するポイントとしては、

1)メルマガやSNS、アプリなどを利用してお客様との接触点を増やす

2)消費者のスマホ利用動向を見据えたwebサイトを構築する。pdfや画像重視のページデザイン→テキストで見やすい詳細情報を掲載する。テキストで各ショップの福袋情報を掲載していることもアクセス増加の要因になっています。pdfや画像中心のサイトでは「ショップ名+福袋+2016」と入力して探しているお客様にリーチできないので。

3)リアルで購入するメリット、店頭への送客施策をさらに強化する

年末になるとクリスマスやセールの立ち上げ作業等で「初売り」対策が後回しになる傾向があるので、弊社でもしっかり今年の変化を見据えて来年に備えたいと思います。来年の初売りには同じ轍を踏まない。営業担当の方や販促担当の方、そしてテナント企業さんとの調整をしっかり準備していきたいと考えます。

そして、こうした外的要因の変化に伴って、進化する販促の手法を今年のSCビジネスフェアではご提案していきたいと思います。1/20(水)~22(金)横浜パシフィコで開催されるビジネスフェアに出展いたしますので、どうぞコマースブースへお立寄りください。詳しくはこちらから>

※「Direct」とは直接サイトへアクセスできる参照元、例えばメルマガやブックマーク、アプリ、SNSからのアクセスが含まれます。

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