おいしい映画祭1?映画の楽しみ方いろいろ。

最近オープンしているショッピングセンターにはシネコンが併設されている施設が多い。都心の古い映画館より設備が充実してるし、複数の映画を常に上映しているので、映画ファンならずとも手軽に立ち寄れてSCの魅力付けにも貢献している。そんな中で映画と食事を組み合わせた二ッケコルトンプラザのユニークな企画「おいしい映画祭」が毎年人気を呼んでいる。映画を観た後、親しい仲間とその感想を語り合ったり、評論するのは映画を楽しむもう一つの醍醐味でもなかろうか。
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最近私は、映画館まで足を運ぶことが少なくなって、もっぱら自宅でDVDを観ることの方が多くなってしまっているが、そんな中で新しい発見!映画館では上映されない特典映像がDVDには収録されていて、それが結構面白い。当りハズレがあるので、全部がどれも面白いとは言えないが、「オーシャンズ11」や「恋愛適齢期」のジャック・ニコルソンと女性監督の音声解説特典映像は「オススメ」です。
アカデミー賞を何度も取っているような老練な俳優とそれを起用した女性監督、「男と女」の発想の違い、プロの意地を賭けた演技論のバトルや両者のプライドの鬩ぎあいを映画を通してもう一つ違う視点で解説しているので、実に面白い。
 それと昔観た映画を再鑑賞するというのも面白い。こちらは自分への再発見があって同じ映画を観ているのに全く違う感想を持つ自分を発見したり、解釈力も加齢によって充実しているので、感動がさらに深くなる事が多い。最近ではキューブリック作品を再鑑賞した。学生の頃は「2001年宇宙の旅」は難解でよくストーリが掴めなかったが、今回観てると、こんなに分かりやすい作品だったと思うし、むしろ解説的で新鮮味がなかったように感じる。ただ人類史の歴史的転換を象徴する「謎の物体」の出現は多田富雄氏著の「免疫の意味論」中の免疫学的転換時とほぼ同時代であることを思うと、キューブリックという人は、やっぱりただものではないと思い知らされる。「バリーリンドン」の映像美は、レンブラント絵画を観ているようで、いつまでも余韻が残る美しい映画だ。「博士の異常な愛」や「ロリータ」は、英国風のシニカルな風刺が効いていて、音楽との組み合わせでこんなに人間の「Somthing strange」な面を表現できるかと思うと、いや~映画って本当に面白いですね。そして「時計じかけのオレンジ」は永遠に不滅だ!アレックス君に乾杯!‥‥と映画がもたらす感動に新たな発見が重なって、名作は不滅です。