飲んだ後に「シメパフェ」って!?

札幌では「シメカフェ」の習慣があるらしい・・・という噂。でも、飲んだ後に更にパフェで〆るなんてことあり?気になったので実際に札幌で「シメパフェ」を体験してきました。では、さっそくレポートです。

訪問したのは、すすきのにあるCafeBar. Dip & Merry。北海道産野菜などを使ったディップ料理専門のレストランですが、シメパフェの人気店としても有名です。入口には可愛らしい看板。どうやら、スパークリングワイン等のアルコール飲料とセットでオーダーする人が主流みたいです。

こちらが、人気の「ルビーコフレ」。ルビーチョコレートのアイスとビターチョコレートのアイスのほか、フレッシュイチゴ、フランボワーズムース、ピスタチオムースなど絶妙なバランスで組み上げられた大人の味です。

1軒目ではお肉料理を頬張っていたオトナが、それぞれ好みの「シメパフェ」をオーダー。運ばれるたびに歓声が上がります。店内は30歳代の女性が中心の客層。少し年齢が高めの男女グループも。

この日は「シメパフェ」人気店を目指す女性グループと沢山出会いました。なぜ、ここまで急速に「シメパフェ」ブームが広がったのでしょう。

1 サイズが小さい。

有名人気店の「シメパフェ」には、カクテルグラス、シャンパングラス等を利用したものが多いです。また、こってりとしたクリームをほとんど使用せず、軽い触感のムースやフルーツを多用しています。食後やお酒の後でも楽しめます。

2 大人の味。

スパークリングワイン等のアルコール飲料との相性が抜群に良い食材を使う大人の味なので、アルコール飲料とのセットメニューにより客単価が向上。店が好む客層に重点を置ける(お子様連れが少ない)、飲んでいれば作る時間を要する「シメパフェ」を待つ時間が苦にならずクレームを防げる、といった飲食店側のメリットがあります。

3 アーティステックな盛り付け。

美しいデザインがネット口コミを誘発。「次に札幌に行くときは何を食べようか」と会話がはずみます。その結果、新たなお客さんを呼び込んだり、リピーターを増やしたりする効果があります。

「食後のお茶」だと思っていた「シメパフェ」は、実は「たくさん飲むのは嫌だけれど、スイーツは別腹だから『シメパフェ』ならハシゴも歓迎!」という、新しい女性向け二次会スタイルだった!

満席のCafeBar. Dip & Merryを出たのは21時。4月でも札幌の夜は冷え込み気温6度。それでも、「シメパフェ」の楽しさで寒さを感じないほどでした。ぜひ、みなさんも「シメパフェ」を札幌で体験してみてください。年間を通じて楽しめます。