1)デジタル時代、本当に必要なのは、”つなぐ”チカラ

デジタル時代、本当に必要なのは、”つなぐ”チカラ

「テナント支援編」

☆デジタルシフトで変わる顧客へのアプローチ

リアル商業施設の商圏という発想も顧客という捉え方も現状マーケットにはそぐわなくなってきています。新宿や東京などターミナル駅エリアは特に、半円で描く商圏5Km,10Kmという概念では捉えられません。交通網が整備され埼玉県に住んで横浜へ通勤。千葉県から丸の内へ出勤・・など、交通インフラやデジタルインフラが発達して来館者を捉える時、近隣居住者より通勤、通学者の方がより来館頻度が多いというのがままあります。

例えば、デジタル販促で応募者住所を見ていると実に広範囲に渉ること。応募者年齢が施設側が想定しているより10才以上年齢格差があること。居住区や年齢層で絞りこまれない多様なお客さまの利用状況に変化してきています。当SCの客層は高齢者が多いからデジタル販促は向かないのでは?との心配とは裏腹に、実施してみると60代、70代の年齢層が最も多く、最高齢は92才だったり・・と私達も既成概念にとらわれないよう気を付けねばなりません。

販促の手法も多様化してきてますね。「リーチ」「ファン」「レスポンス」「拡散」「エンゲージ」「共感」「バズる」‥等など。足もと商圏に集中的にマスメディアで投下型の販促手法は、お客さまに届かない。ゆるい「つながり」を網の目のように張り巡らせ、来街者や居住者や通勤客・・など移動している人へ、より広く強く「つながり」を維持するマーケット開拓と接点の増幅が求められています。

特にリアル商業施設の場合、販促活動をオンライン上で完結できないので、売り場帰着の集客施策が大切です。「つながり」ながら、売場での接客がゴールになるような設計や手法がデジタル時代には求められます。

弊社ではデジタル販促のツールとして3本柱システム・サービスを提供しています。

1)webサイト構築CMS「SES」

2)webサイト×サイネージ

3)デジタル販促ツール「smatch」他LINE,メルマガなどプッシュ通知

◆あるSCさんで実施したデジタル販促の結果アンケートより

Q.ショップスタッフさんへの質問「効果があった点について」

A.会計金額が上がった(21%)、買上げ点数が上がった(21%)、新規客獲得につながった(11%)、来店促進になった(10%)、館内PRにつながった(26%)、その他(11%)との結果がありました。

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Q.今後物販店で実施して欲しいPRは?

A.館内でのPR(28%)、LINEでのPR(24%)、駅でのPR(24%)、ホームページでのPR(20%)※複数回答


Q.また、実施して欲しいか?

A.また実施して欲しい(100%)

このSCさんのアンケート結果はいつも好評なんですが、私たちが注目している点は、アンケート結果の回収率。このSCさんはいつもアンケート回答率が100%!キャンペーンやイベントなど様々なデジタル販促を多数のSCさんで実施してもらっていますが、こうしたアンケートの回答率が高いSCは、販促成果も高いという結果が得られています。現場での告知や声掛け、接客時の対応など施設・建物を媒介とした販促の肝がここにあるような気がします。


Q.各店で今回の販促の成果を上げた工夫は?

A.「プラス購入」「再度プッシュ」「お客さまから家族への呼びかけ」「きっかけ来店」「プラス1点買上げ」「再来店」「ご案内徹底」「プラス提案」「チラシのハンドアウト」「客数UP」「どんどん声掛け」「来店前のアプローチ」・・‥など、各店の創意工夫が半端ない!

「つながる」チカラは、お客さまとショップさんとの接点も増強させます。またデベさんとショップさんとのつながりもとても重要だということを実感しています。どんなにweb広告を出稿しても、デザイン性の高いビジュアルを掲出しても、特典が高額でも、売り場での工夫と告知がリアル商業施設では、一番成果を結するポイントです。そして、この「つながる」チカラは売場の元気を生み、明るい空気感を醸成します。

かくいう私たちもこうしたアンケート結果を見て、「よ~し、次はもっとよくしよう」と創意工夫を引き出されPDCAを繰り返していけるのです。

ホームページもサイネージもsnsも展開していないSCはないでしょう。しかしそれらのツールが点でしかなく、来街者へも来館者へも来店者へも、伝わっているでしょうか?あるいは自宅でスマホを見ている消費者に届いているでしょうか?多様なメディアを駆使し、連携性を発揮することでSCは強くなります。

KPIやCPIといったオンライン販売上での指標を確認するのは、リアル施設の場合曖昧になりますが、来店客の8割は目的や購入先を決めていません。その場の空気感や気分といった「人」が行動する根源的な要素を数値化するのは難しい。デジタル化のゴールがコスパだけになると、本当に内包する商業施設の魅力は失われてしまう。数値化できないからこそ、接客機会を多面的につなげて創出していかなければならないのではないでしょうか?

「つながる」チカラをテーマに2022ビジネスフェアに出展します。

会期:2022年1月26日(水)~28日(金)〈3日間〉 10:00〜18:00
会場:パシフィコ横浜 展示ホールB・C・D/アネックスホール

入場:無料

出展者プレゼンテーション:1/26(水)14:15-14:45 (A会場)無料

「デジタル時代、本当に必要なのは”つなぐ”チカラ!」

プレゼンテイター:加藤 太一(システム部)

これまでの豊富な実績からデジタル販促の成果やメリットを紹介

webサイト、サイネージ連携、デジタル販促、sns・・などこれからのSCに必要なのは、多様化したデジタルツールを「つなげる」ことで、SC販促を強化するデジタルシフトです。ショッピングセンターにおけるこれからのデジタル活用についてご提案いたします。

ぜひ、出展者プレゼンテーションとコマースブースにお立ち寄りください。