AIで分析!更新回数とアクセスの相関性
こんにちは、コマースの大河内です。先日、渋谷TSUTAYAに行ってきました。
2Fのスターバックスからはスクランブル交差点が一望でき、たくさんの観光客が交差点を眺めながらコーヒーを飲み、交差点を行き交う人々を撮影していました。(ここから撮影するにはオーダーが必要です!)
「#tokyotrip」が写真1枚で語れる時代ですね。
更新すると効果が上がる?
さて、弊社のSC専用CMS「SES」は、デベロッパーから、テナントから、相互で更新できる仕組みです。
テナントはお手持ちのスマホから、1-2ステップで簡単に更新できますが、
「テナントがなかなか更新してくれない」「効果が分かりづらい」とのお声をいただきます。
コマースでは「コマースAIチーム」を4月から立ち上げ、
AIを活用した業務改善やサービス向上のため、日々研究をしています。
そこで「更新するとアクセス(効果)は本当に上がるのか?」の
効果検証から効果が上がる結果につながる事例がありましたので、経緯とともにレポートします!
ChatGPTを使った効果検証
まずは「比較対象の2ヶ月分のアクセス数(PV)データ」と「店舗リスト」をインポートし、
下記1~5までのデータ処理を指示します。
これで出力されたデータを保存する指示をします。
次にショップニュース掲載数(更新数)に対して、PV増加率を示す棒グラフを作成する指示をします。
そうすると、下記のグラフが出力されました。
ショップニュースの掲載数(更新数)が0回のショップに比べ、1~5回、6~10回、11回以上とPV増加しているのが分かります。
この結果から見ると、更新回数(ショップニュースの掲載数)が多いほど、PVが増加する傾向にある、結果が出てきました。
では、業態・カテゴリ別ではどうでしょうか?
上記結果から、カテゴリ別でグラフ出力の指示をします。
「ファッション」カテゴリは、特に月6回以上の更新でPV増加率が顕著に増加していました。
「カルチャー・雑貨」カテゴリは、月1~5回の更新から徐々に増加し、11回以上だと60%も増加していました。
「サービス」カテゴリも更新回数で顕著にアクセスが上がる傾向、さらに更新0回だとアクセスが減少する傾向にあることが分かりました。
「レストラン・カフェ」カテゴリは、更新回数によるアクセス相関が無い場合もあることが分かりました。更新6~10回でも、更新をしていなくてもアクセスが上がっています。
これは飲食店を利用する際の傾向として、お店情報を調べて来店する、目的でショップページを閲覧されるユーザーが多いからだと言えます。
ただ反対に、そのユーザーに対して、ショップニュース掲載(更新)を増やすことで新着情報や新メニューの訴求が行えると言えます。
今回のChatGPTでの分析や結果を元に、もっと便利な使いやすいサービス提供につなげていければと考えています。
※Special Thanks!/ChatGPTプロンプト作成:コマースAIチーム