LINEメッセージ配信ごとの属性分析ができるようになりました。
LINE配信メッセージのセグメントごとの配信結果を表示
3月配信分より、LINEに新機能が追加されました。
配信したメッセージの「開封」や「クリック」をしたLINEユーザーの数をセグメント別に確認できるようになり、年齢および性別ごとに分析ができる解析機能です。
<セグメント項目>
●性別
●年齢(14歳以下/15歳以上69歳未満は5歳刻み/70歳以上)
これにより、メッセージ配信した全体のどの年齢の開封が多いか、あるいは一番クリックされている記事はどの年齢層が多いのかなど分析でき、今までより分析が容易にできるようになりました。
▼LINE公式アカウント-メッセージ配信分析
https://www.lycbiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/insight_message/
さっそく利用してみました
上記は「A)施設」と「B)施設」の、GW告知号LINEメッセージ配信の年齢ごとのクリックと開封率をグラフにしたものです。
※開封率=開封数÷配信数×100、クリック率=クリック数÷開封数×100
●A施設は、開封率は55歳以上が高いもののクリック率は比例せず、クリック率が高いのは30~44歳、クリック数が最も多いのは40~44歳でした。
●B施設は、開封率とクリック率がほぼ連動しており、開封率・クリック率ともに高いのは65~69歳、クリック数が最も多いのは55~59歳でした。
A~F施設いずれも配信内容は、GWイベントの告知やお知らせです。
すべての施設を比較すると、下記の傾向にあることが今回の新機能で分析できました。
- 「20代以下」は開封率・クリック率ともに低くなる傾向にある。
⇒友だち登録数自体が極端に少ないわけではないが、メッセージ配信に対して開封もクリックもしない友だちが多い。 - 「50歳以上」は開封率が高くなる傾向にある。
⇒メッセージ配信されると開封する友だちが多い。ただそこからクリックしてサイトまでは行かない友だちが多い。 - 「40代」はクリック数が多くなる傾向にある。
⇒この年代に友だち登録数自体が多いのもあるが、メッセージ配信に対してクリック反応をアクティブに行う友だちが多い。さらに情報を得ようとサイトへ訪れる方が多いともいえる。
まとめ
LINEメッセージ配信はブロックされるのを考慮して、月2~3回配信が最適です。
また、配信メッセージ通数も考えると、配信する内容は計画的に考えて配信していくべきだと思います。
この新機能を利用すれば、各SCで開催されるイベントやキャンペーンが、告知メディアの年齢層と合っているかターゲット層の反応を見ながら分析することができます。
LINEは幅広い年齢層が登録しているメディアではあるものの、メッセージ配信結果から実際に届けたいターゲット層に届けられているか?情報基地のWebサイトへ送客出来ているか?など、この機能を利用して分析していく必要があると思います。
メッセージ配信されている方はぜひ利用してみてください!