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20~30代の子育てママが家事・育児における携帯活用の多くは、レシピ情報の収集、子供のケガや病院の検索という調査結果がある。忙しいママたちの携帯活用シーンが見えて興味深かった。(マクロミル調査:携帯電話活用に関する調査
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働くお母さんが帰りの電車の中で、冷蔵庫に残っている材料を入力し、その材料で作れる今夜の「おかずレシピ」を探している。子どもの急な発熱の対応に家の近所の病院を探す。また子どもがいるために出かけられないので、自分の衣料品をネットショッピングで購入する。こんな携帯活用が一般化しているようだ。
育児と仕事を両立する働くママの携帯の活用術は実に多様だ。ここにいくつか紹介
「冷蔵庫の残り物で何ができるか、食材を入力してレシピを検索する
「家計の為にとりあえず行く店のクーポンがあるか調べる」
「朝イチに携帯で天気予報をチェックし、洗濯の予定をたてたり・・・」
「NHKのおかあさんといっしょで人気の歌を携帯端末にダウンロード後保存して、出先でぐずった時に見せる」など実に携帯は様々な育児・家事シーンで活用されていることが、改めて分かる。
 また20代の若いママたちは、育児の悩み相談には「子育て日記」SNSを利用するなど、情報収集、コミュニケーションの手法も若年齢化するごとにどんどん変化している。
余談だが、忙しいのはママたちだけではない。女性の生理・排卵予測など、自分のバイオリズムを携帯で受信できる「ルナルナ」という有料サイトの利用者が急増中で、100万人を超えたとか。
こうした消費者のメディア利用が変化していく中で、流通業界はもっと携帯を情報端末として活用する販促の手法を展開する必要があるのではないだろうか?インターネットというと、e-commerceのショッピングサイトを連想される人が多いと思うが、実店舗への集客や買い物情報の発信に、もっと活用しないと、生活者の消費行動とどんどん乖離していくように思う。マーケティング計画や販促計画を策定するにあたってのメディアミックスの在り方を習慣的な手法の配分ではなく、一度リセットをして再構築する時期にきているように思う。
消費者は変化している。
生活提案型→情報共有型SCへの変身が、これからのお客様との関係性を強化していくポイントになるのではないだろうか。
ちなみに、上記の調査結果の中に、もう一つ「気になる数字」があったので紹介。
「内緒で夫の携帯電話を見たことがある」人が61%だそうだ。・・・・・お気をつけて。