Action(行動)へと結びつけるネット販促とは

下は、2009年11月26日の急上昇ワードを参照しています。
091126web_01.gif
これを見ていると自分自身は「ネットは即時性のある情報提供が大事・・」と充分理解しながらそれでも、いつもユーザーの反応の早さに驚かされます。
例えば朝10時にトップのキーワードとしてランクインしていた 「しゃぶしゃぶ温野菜」ですが、「おいしい理由」や「ランキング」、「食べ放題はどれくらい食べたら赤字?」などの話題が前日深夜のバラエティ番組で放送 されていました。
こういった「テレビ」等で話題になったものに対する影響力は、記憶に新しい”朝バナナダイエット”では、店頭からバナナが消える現象が起こるくらいですから相当なものです。
それならマスメディアでの影響力を利用して(連携して)、自分の店舗に人を呼び込まない手はありません。それというのも、テレビやマスメディアで喚起された興味、関心はネットでの情報収集のフォローアップでAction(行動)へと結び付く事が証明されているからです。以前、計らずしてテレビに取り上げられたスウィーツをショップページやメルマガで紹介してその期間売上が4倍になったという事例があったのもその一例です。
気になる事があったら「まずは検索」という行動は、これまで店頭ひとすじで接客販売を行ってきた場合特に、体験として気づくきっかけが少ないですが、意識されているよりずっと消費行動と密接な関係なのです。
これからのネット販促の立ち位置としては、マスでしかけられた顧客層に丁寧に情報のフォローしていくことが大事だと思います。例えば年々厳しくなるバーゲンでは折込やテレビスポットでせっかく集めたAttention(注意、注目)、Interest(興味)を、さらに定着させるネットでの情報提供が必要です。
顧客との継続的な関係を築いてい行く為には、もっと丁寧にニーズを拾ったり、コミュニケーションを深める媒体として活用する点に注目していくべきだと思います。
ネット単独でにぎやかしのSPを展開したり、SCの場合、イベントやフロアガイドをお知らせするという役割はすでに実行済みとしたら…ネットでの販促に上記のような試みを始めてみて下さい。
弊社で提供しているCMSは、店長さんやテナントのスタッフの方がショップ ページを更新できる仕組みですが、消費者のこういった行動にタイムリーに対応できるメリットを感じる場面があります。
例えば、「よく検索されるキーワードを教えて下さい」と言われる事があります。(※更新するテナントの方たちによりよく使っていただく為に、「更新サポート」のページを開設しています)
しかし刻々と変わる商品トレンドに最適な、しかも(商業施設なら)様々な業種がある中で商品をPRするのに一番いいキーワードを持っているのは実はテナントの方達であり、消費者であり・・冒頭のGoogle急上昇ワードの様に、キーワードから教えられる事が数多くあります。