お疲れさまでした!夏塾報告

8/8(水)台風による悪天候ではありましたが、「これからのネット販促」夏塾は、活発な意見交換うちに無事開催しました。今回のパネラーは、web販促の必須要素である「SEO」「SNS」でフロントランしているお二人、アクトインディ㈱の下元さん、アズリアルの藤田さん、そして当社の杉浦さんをパネラーに迎え、フリーディスカッション含め2時間。お二人を選んだのは、「機能説明」や「システムソルーション」といったメソッド先行の話をしいない人。また自社サービスを自らの行動力と見識で創造している人という観点で、白羽の矢を立てお願いしました。

研修会は、本音トーク/といった以上、議事録のような内容を公開しないことを前提に進行しましたので、私、鈴木が気になった内容を感想として、報告いたします。

\本音トーク/これからのネット販促
1)パネラー紹介
・下元さん(「いこーよ」運営会社代表)
年間5,500UB、5億PVの利用者を保有するお出かけサイト。PCからのアクセスが減少していない。ママ、パパほぼ同数の利用割合で結構週末はパパ利用が多い^^。検索ワード数は100万通りとか、検索エンジンからのアクセス84%の内「おでかけ 子ども」で検索しているユーザーが88%。SEO効果でファミリー層吸収のブッチギリ1位のサイトに成長させた下元さんの貫禄が際立つプレゼンでした。
プッシュ通知LINE@は10万件、アプリDL数20万件と、他メディアからのサイト誘導、広告マッチング精度も多種多様なメディアを積極活用。メディアのポジショニングというより、担当者のやる気が先行しているとのこと。アプリの「口コミ」機能は発信ツールとしてだけでなく、マーケティングツールとしても役立っているそうです。常に情報提供と情報収集のPDCAが回っているからこそ、これだけのBigサイトになっているんですね。

・藤田さん(SNSキャンペーンツール提供(有)AS Real/Twogood代表)

ネットで情報収集する方法や目的が変化している。「検索エンジン→#」twitter,facebook,Instagramなど各ツールごとの属性や利用方法の微妙な違いを勉強でき、興味深かったです。また商業施設やメーカーなど幅広い#キャンペーン実績を紹介していただいたので、SNS活用を体系的に整理できました。

また、フォロワーを増やす→育成する→エンゲージメント率向上のための解析ツールの機能や手法も充実していて、使ってみたくなるサービスです。具体的に実例を交えながら、「タグる」「エンゲージメント」「インフルエンサー」インスタならではの用語解説だけでも新鮮でした。

「#最適ワード」「コメント返信方法」「投稿文体」等・・、コミュニケーション設計から具現化サポートまで、頼もしいサービスです。

藤田さんは、後半ゲストの抱える課題についても、アドバイスが明確、具体的で、この研修会前にしっかりリサーチされて参加いただいているんだなあと感じました。ありがとうございました。

・杉浦さん(「SES」開発ディレクター)

この夏リリースのSES7.7vについてプレゼンしました。訪日外国人の85%がアジア系という事実。これらのお客様をいかに集客するか、回遊していただくかをポイントに開発したSES。また雇用促進を支援するサポートなど、現場の問題解決や新しい消費動向に対応した支援内容を説明しました。現在、弊社は「Twogood」を利用して#キャンペーンを支援展開しています。フォロワー増加、育成、共感醸成までを実践的に展開し幅広いサポートができるように、していきたいと思ってます。

今回の夏塾は、参加した人がそれぞれ、刺激やヒントを持ち帰って職場で活かしていただくのが目的ですが、皆さん共通していたのは、「人」というキーワード。面白がって実践する人。楽しんで新しいコミュニケーションツールを使う人。「そういう人が一人いれば、新しい販促やコミュニケーション手法を開拓していける」というのが共通認識であったように思います。当たり前過ぎて、平凡すぎてがっかりされるかもしれませんが、いつの時代でも不変の要素ですね。そういうことを直接会って、現代の課題に置き換えて議論すること。それだけでも意義のある機会だったと思います。

働き方改革の意味するところは、定量的労働時間の短縮というばかりでなく、労働への発熱度を高めることこそ肝心ですね。定性的価値軸も作っていかないと、技術に振り回されるばかりで疲弊し、仕事が荒れてしまうのではないでしょうか? 働く人が疲れてしまっては、マーケットを委縮させることにも繋がってしまいます。そういう面では、こうした研修会がこれからのネット販促の台風の目になっていけたらいいなあと思います♪

残念ながら、デベロッパーサイドの方が、台風接近によって来られなくなりました。これがもう一方の現実でもあります。メディアが増える、お客様からのクレームや要望も可視化される。設備対応から販促、広報対応まで、こなさなければならない現場。私たち外部支援企業への期待も幅広く、専門的でありかつ統合的ある「人」と「サービスの質」が求められてきています。お応えしていかなくては!こうした交流を通して、協業しながら、これからのネット販促に活かしていきたい思っております。

皆さん、お疲れさまでした。