いざという時のために、防災研修のすすめ
寒くならないとクリスマスも実感できないものですね。イルミネーションに誘われて遠回りしたくなる季節になりました。コマースの鈴木です。
忘れないうちに今年受けた大事な研修を紹介しておきたいと思います。金藤純子さん(EnPal代表)の「防災研修」。
金藤さん(株)EnPal代表は、2018年ご自身の西日本豪雨災害の被災体験を機に、「今すぐ逃げて!人ごとではない自然災害」(プレジデント社出版)を今年8月に出版し、防災啓蒙活動を展開しています。ご存知の方も多いと思いますが、SC業界での長年のキャリアを踏まえて、ショップとSCが一体となった防災研修に全国を飛び回っています。
あの日、金藤さんが水害に遭い自衛隊に救出された状況を、翌日のNHKニュースでご覧になった方も多いと思います。近隣の病院へ緊急避難して家族を救った経験をもとに、本を執筆。さらに岡山大学院に通い防災研究を続けながら、防災啓蒙活動を展開しています。長年のお付き合いから、当社で研修を行っていただき、とても参考になりました。経験した人でなければ伝えられない説得力に皆が真剣になりました。
備蓄は7日分が目安、在宅避難、アプリで情報を取りに行くこと・・等知らなかったことや知るべきこと。自助、共助の考え方や現実的で具体的な準備や心構えをしっかり教えて下さりありがとうございました。
【防災研修内容】
1)リアルな映像で被災の実情を知る
・水害で自宅全壊した講師自身のリアルな映像を使い、発災時、発災後の実態を知る
2)ワークショップで自分のリスクを知る
・ワークショップで災害リスクを知り、防災を自分ごとに変化させる
3)アンケートの実施
・アンケートの結果を自然災害時のBCP(事業継続計画)に活用
研修を受けて、人ごとだった被災の実態や危機感を持つことができ、自分ごととして身につまされる内容でした。
なんとなく漠然と抱える「不安」に対して、知識と対策の準備があるのとないとでは、いざという時の行動に違いが出るのだと思います。
受講したコマーススタッフの感想
「実際に自分が被災した時に、具体的にどういう行動をとればよいか分かった」
「自宅近隣のハザードマップを確認し、最大3mの高さまで浸水することを知った」
「研修で行ったことと同じように、家族でネット検索し自分の地域を調べた」
「防災アプリの使い方やダウンロードして、いざという時に自分から情報を取りに行く意識を持てた」
「都市に住んでいる者として内水氾濫対策に関する知識を得られた」
「研修の後、大きめのリュックをまず購入した」
「自宅の備蓄品を見直した。必需品の購入は多めに買うようになった」
「気象庁HPの「今後の雨」、「アメダス」や「NHKニュース・防災アプリ」は便利」
「危機意識をもつことで、家族にも変化が生まれるのではないかと思っています」
「避難所には入れない・・在宅避難というケースに備える。会社や町内会での備蓄や共助ということを考えるようになった」・・等々。
会社でも備蓄の見直しをしたり、緊急時の連絡網や共助、自助対策など今回の研修で気づいたことを忘れないよう定期的に確認しあっていきたいと思います。
災害はどこで、いつ遭うか予想がつかきません。ある日突然自分に襲い掛かる災難です。SCで働く人達、お客様、近隣住民の方の意識と自助、共助の方法を予備知識や訓練によってリスクを最小限に食い止め、命と日常をできるだけ早く取り戻す対策は必要ですね。
金藤さんは、ショッピングセンターやショップさんと一体となった防災研修プログラムを提供しています。SCで働く従業員の方やお客様、地域住民の方、できるだけ多くの方に知って欲しい!活かしてほしい研修内容ですので、ぜひお問合せください。
詳しくは下記参照ください↓
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